『藤井聡太二冠が高校を退学!』
2021年1月31日に通学していた高校を退学しました。高校卒業まであと少しと迫っていただけに、唐突な印象を受けました。大学進学はしないと明言していたものの、高校を中退するとは思っていませんでした。
退学の話し合いについては去年からされていたようです。学校側の対応についてはわからないものの、藤井二冠の決心は固かったものだと思われます。
プロ入りが早かった
藤井二冠は中学生で棋士になっています。中学生棋士は過去に数例しかなく、快挙といってもいいのではないでしょうか。このことが、彼の人生に大きな影響をもたらしたといえそうです。
高校に入学してから棋士になっていたら、違った道を選んでいた可能性はあります。
将棋で多忙を極める
藤井聡太二冠は一年あたり、50~60局の将棋を指します。会場への移動などを含めると、拘束される時間はさらに増えます。高校に通いながら、将棋を指すのは難しかったのかもしれません。
将棋の対局は深夜まで及ぶこともあります。すぐに移動して、学校に通学するのは現実的ではありません。
高校に通うよりも将棋で強くなる道を選んだ
高校に通っていると、勉強に時間を取られてしまいます。将棋人生においてはマイナスに働きます。藤井二冠は将棋に集中できる環境を作り出すために、高校は必要ないと思ったのかもしれません。
高校を卒業しなくとも、十分な収入を得ている
藤井壮太二冠は2020年度の賞金ランキングで、4554万円で4位となっています。高校を卒業しなくとも、自立するだけのお金を稼いでいるのです。
タイトル戦を経験したことで考え方に変化が生じた
藤井二冠は王位、棋聖の二冠を獲得しました。タイトル戦を経験したことが、藤井二冠の感情に変化を生じさせたように思います。タイトルを取得していなければ、高校を卒業していたかもしれません。
天才ならではの生き方を貫いた
99パーセント以上の人間は、高校卒業しないといけないと考えます。それに対して、藤井二冠は高校卒業が何ももたらすものはないと思ったのかもしれません。超一流だからこその生き方を貫いたといえるでしょう。
現在の最年少棋士も高校を中退しています。一流にとって、高校というのは何のメリットもない場所なのかなと思わされました。
超一流の世界に学歴は必要ありません。学歴にこだわっていては、凡人の域を出ることはできないのかもしれません。
二カ月を勿体ないと思う感覚
常人なら二カ月くらいは捨ててもいいと考えがちです。こうしたからといって、人生に影響を及ぼすことはほとんどありません。
藤井二冠の世界は超一流の人間が、並外れた努力をしている場所です。高校に通う時間を将棋にささげないと、追い抜かれてしまうと考えたのかもしれません。
まとめ(感想)
藤井二冠は高校を中退し、将棋の道を選ぶこととなりました。
私は今回の決断を羨ましいと思います。自分の意志で生きる権利を持っているからです。普通の人間は妥協ばかりの人生を送るのに対し、藤井二冠は道を選ぶことができます。一度でいいから、自分の思い通りになる時間を作ってみたいものです。
文章:陰と陽
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