エンタメ

ちびまる子ちゃんのナレーション役が降板

 

 「ちびまる子ちゃん」のナレーションを31年間にわたって務めてきた、キートン山田さん

が、番組を三月いっぱいで降板することとなった。「ちびまる子ちゃん」の降板に合わせ

て、声優業を引退する。

 

 ナレーションというのは地味な役割に思えるものの、番組を大きく左右するポジション

である。ナレーションが下手な説明をしようものなら、番組への視聴意欲は大きく低下することになる。

 

 キートン山田さんのナレーションは独特でありながらも、視聴者を楽しませる要素がふ

んだんに詰め込まれていた。彼の皮肉めいたコメントが流れるたび、人間界の面白さを感

じさせてくれるかのようだった。

 

 彼の良さを際立たせていたのは声にあるのではなかろうか。明るすぎる声だと皮肉めい

て聞こえないし、図太すぎる声だとマイナス要素が強調されることになる。テンポも重要で、早すぎると聞き取りにくくなり、ゆったりすぎると視聴者はだらける。彼は声、テンポの両方を兼ね備えていた。

 

 キートン山田さんがナレーションになったのは、原作者のさくらももこさんの推薦によるもの。世界観を考えた作者だけあって、マッチングする声をわかっていたのかもしれない。

 

 「ちびまる子ちゃん」の3月28日の放送では、特別演出をするようだ。キートン山田さんが、「ちびまる子ちゃん」の世界観に登場するかもしれない。

 

*これまでおつかれさまでした。あとはゆっくりと休んでください。

 

文章:陰と陽

 

画像提供元 https://foter.com/f5/photo/14057400089/bb590321d1/

関連記事

  1. 大相撲の新十両が発表(2023年7月場所)
  2. 芸能人格付けチェック最終問題について 2:革靴は高級品で食べても…
  3. 笑点の林家三平さんが卒業
  4. 朝ノ山が6場所の出場停止処分
  5. 競馬って最高だよな!夢があるよな!!
  6. 課金ゲームをプレイするよりも、家庭内ゲームで遊ぼう
  7. リセマラ【する派?】【しない派?】
  8. ガンプラについているブランド解説!

おすすめ記事

『じゅうぶん豊かで、貧しい社会:理念なき資本主義の末路』のご紹介

『じゅうぶん豊かで、貧しい社会:理念なき資本主義の末路』のご紹介本書は、…

菓子の神「田道間守命(たじまもり)」を祀る、兵庫県豊岡市の『中嶋神社』

 菓子の神「田道間守命(たじまもり)」を祀る、兵庫県豊岡市の『中嶋神社』 兵庫県…

怖い話『停電』

大学生の時、家賃が格安のボロアパートに住んでいる友人がいた。畳敷きの四畳半で風呂…

スピリチュアルなDIY!

へえ? じゃあ逆に聞きますが、『釣りマニア三平』なんてえタイトルで、気迫や凄みが伝わってくるとでも?…

『夜と霧』【感想】

こんにちは、今回は第二次世界大戦中、強制収容所の被収容者だった心理学者「ヴィクトール・E・フランクル…

新着記事

PAGE TOP