日本ハムファイターズを電撃引退した、新庄剛志さんがトライアウトを受験した。
第一打席は、二ゴロに倒れた。アウトにはなったものの、バットに当てたのは純粋にすごいと思う。たとえは悪いけど、腐っても鯛であることを感じさせた。普通の人間なら、十年以上のブランクがあれば、バットに当てるのすら難しい。
第二打席は四球だった。目は衰えるといわれる中で、しっかりとボールをみるのはすごいと思う。選球眼は健在であることを証明した。
第三打席は二ゴロ。三打席を終えた時点で、二つの二ゴロ、四球とアピールはできずじまいだった。
第四打席はランナー一、二塁の状況で回ってきた。
ランナーがいたことで燃えたのか、甘く入ってきた変化球をレフト前ヒット。打ちゴロのボールといえ、48歳になった男が外野まで飛ばしたのはすごい。
二塁にランナーがいた場面で打ったことで、持っている男だと思った。ヒーローになる男は、いいところで活躍できるようになっているのかもしれない。
新庄剛志さんを獲得する球団は現れるのか。これからの推移を見守っていきたい。
*どんなに実績を積み上げても、自分の立場を理解してトライアウトを受験する。決して自分におごりのない人なのだと思わされた。
文章:陰と陽
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