8月8日はなんの日か知っていますか?
立秋?ひょうたんの日?猫ひろしの誕生日?
そうですね、どれも正解ですが実は「世界猫の日」でもあります!
猫の日といえば2月22日というイメージが強いですが、全世界の猫ちゃんが対象となる日が8月8日なのです。
そこで今回は、猫にまつわるお話を幾つかしていきたいと思います!
「世界猫の日」と「各国の猫の日」
世界猫の日 8月8日
アメリカに本部を置く動物愛護団体の国際動物福祉基金(IFAW:International Fund for Animal Welfare)が2002年に制定。
理由は不明ですが、イエネコから野生のヤマネコまで全ての猫の保護について考える日とされています。
各国の猫の日
・2月17日 イタリア、トルコ
・3月1日 ロシア
・4月4日 台湾
・6月4日 アメリカ(猫をハグする日)
・8月17日 アメリカ(黒猫感謝の日)
・10月27日 イギリス(黒猫の日)
・10月29日 アメリカ(猫の日)
・11月17日 イタリア(黒猫の日)
黒猫の日というのは、中世ヨーロッパ時代に「魔女の使い」や「不吉の象徴」として年間数万匹の黒猫が殺された歴史や、そうした迷信の根強さと、他の毛色の猫に比べ里親が見付かりにくい現状を少しでもなくし黒猫を守ろうという目的で作られました。
猫と人との長い歴史
猫は世界中の人々にとって馴染み深く、共存できる動物として愛されるようになりましたが、猫と人との歴史は非常に長く、キプロス島にあるシルロカンボス遺跡ではなんと9500年前の人間とネコ科動物が埋葬された骨が発見されています。
つまり分かっているだけで9500年前、もしかするとそれよりもっと前から猫(ネコ科)と共存していた可能性があり、猫も人もDNAレベルで深く繋がっているのです。
稀有な存在である猫
動物園や動物番組の普及によって様々な可愛い動物たちがクローズアップされ、猫や犬以外の動物をペットとして飼う人達が増えました。
しかし、レッサーパンダは鋭い爪で家具を切り裂いたりそこら中でマーキング行為をしますし、プレーリードッグも世話の仕方を間違えると攻撃的になりますし、タヌキも人に懐くことが少なく家具を傷つけるなど、人間との共存に適していない動物の方が多いです。
その点、猫は拾った野良猫でも砂があればそこでちゃんとオシッコしますし、爪研ぎも用意すれば壁や家具を傷つけることも減りますし、ある程度は意思疎通ができて良いことと悪いことを覚えてくれますし、不用意に人を襲うということもないので、犬と同様に人と共存できる稀有な存在といえます。
身近な存在だからこそ注意したいこと
猫は人と深い繋がりがあり、共に生活できるパートナーでもあります。
散歩をしたり毛をカットする必要もないので犬より世話が楽ですし、野良猫を見かけられるぐらい身近な存在でもあります。
ですが、だからこそ安易に飼って途中で捨てたり、保健所に引き渡したりする人も多く、殺処分数は1日で180頭以上、年間67,000頭以上にも及んでいるのが現状です。
また、最近ではYouTuberが動画再生数を上げる為に猫を買って利用するということも増えてきているので、「可愛い」だけで判断しないという意識も持っておかなければなりません。
文章:ファンキー後藤