福祉・医療

障碍の種類を絞って支援する事業所もある

 

 障碍者施設では身体、知的、精神の三つの障碍も受け入れている事業所が多数を占める。障碍の種類で選り好みせず、障碍者なら誰であっても利用できるような体制を整えている。

 

 一部では障碍者を絞って、サポートを実施する事業所もある。障碍の対象を絞ることにより、より手厚いサービスを実施しようとしているものと思われる。

 

 障碍の対象となっていたのは精神障碍、発達障碍などの外部からはわかりにくい障碍種別が多くを占めていた。(知的障碍も一部含まれる。身体障碍者だけを対象にしているという作業所は記憶にない)

 

 精神障碍者は差別されるのではないかという思いから、内部の障碍を打ち明けにくい一面を持つ。精神障碍のみで固めることによって、苦しみを伝えやすい環境づくりに取り組んでいるのかもしれない。

 

 発達障碍者のみを集めるのは、才能を開花させることを目的にしていると思われる。一部の発達障碍は歴史に名を残せるほどの能力を持っているため、やり方次第では大化けする可能性を秘めている。自分の正しいやり方を見つけるための場所を提供しようとしている。

 

 精神障碍者、発達障碍者の居場所を確保しやすい作業所が増えていくといいな。見た目は普通ゆえに、苦しみを分かってもらえない人たちのサポートは欠かせない。

 

*精神障碍、発達障碍を対象としている作業所を探したいのであれば、インターネットで検索をかけてみましょう。 

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 雇用保険制度の変更点
  2. 支援員の支援適性をしっかりと見極めよう
  3. 障碍をプラス、マイナスに取りやすいパターン
  4. 障碍者種別を限定することによる当事者へのメリット、デメリット
  5. 6割程度の対人関係を目指そう【障碍者編】
  6. 特別支援学校に通うメリットとデメリット
  7. 障碍者が一般会社で働く難しさ5
  8. 障碍者支援の場において
PAGE TOP