福祉・医療

障碍者にとって一般枠、障害者枠のどちらであっても厳しい

 

 障碍者にとっては一般枠、障碍者のどちらであったとしても厳しい立場に立たされる。

 

 一般枠で入社した場合、障碍者であるということを知られることはない。ただ、一般と同じ能力を求められるため、次第についていけなくなり最終的に退職することも珍しくない。知的障害を抱えていた場合は、2週間の仮試用期間で解雇されることすら起こりうる(筆者は経験あり)。

 

 障害者枠で入社した場合、障碍者であることを打ち明けてほしいといわれる。周囲に障碍者だと知られることで、差別的な視線を向けられる。仕事できない、人間的におかしいといった場合は社内にて異物扱いされることになる。

 

 障碍者枠の場合は、待遇面で大きく劣ることになる。正社員になれない、安い給料で働かされることになるため、二重パンチを受けることになる(昇進で不利などといったものもある)。

 

給料は10万円に満たず、まともに生活するのは難しい。雇用も5年までという所も多いため、特例子会社以外では就職活動を繰り返すことになりやすい。安定したポジションにつくのは至難の業だ。

 

 障碍者は独立できない場合は厳しい状況に置かれる、そのような宿命から逃れることはできないのかもしれません。

 

*一部には天才的な能力を持つ人もいます。そういう人は才能に挑戦しても良いかもしれません。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. いじめは障碍者の継続年数に影響を及ぼすのか
  2. 発達障碍児が退学させられた学校を提訴
  3. 躁鬱病の躁状態だから、普段より成果が出るとは限らない
  4. 善意ほど怖いものはない
  5. 障碍を打ち明ける難しさ
  6. 障碍者の一部は職場に居場所を確保するので一杯一杯
  7. 健常者と障碍者はlose-loseの関係になりやすい
  8. 榊原哲也『医療ケアを問いなおす-患者をトータルに見ることの現象学…
PAGE TOP