就労移行に通うのであれば、就職できる確率の高い事業所に通いたい。2017年時点において、30%近くの就労移行は一人も就職させることなく、利用者を食い物にしている実態がある。当事者としては信じたくないだろうけど、現実として受け止めておこう。
補助金を騙し取るためだけに運営している事業所に引っかかって、2年間を棒に振らないためにも、通所する福祉施設はきっちりと選びたいところ。大切な時間を失ったとしても、誰も補填、補償をしてくれるわけではない。自分の人生を守れるのは自分だけである。
就労移行支援をきっちりと取り組んでいるのかを知るパラメーターとして、就労定着支援を行っているのかは目安になる。就職のことを見越した支援を行っている証となるからだ。就職者を出さないのであれば定着支援自体そのものも不要なため、ホームページに掲載する必要は皆無だ。
更に踏み込むならば、事業所に就職率を直接聞いてみてはいかがだろうか。実績の高い事業所なら答えてくれるだろうし、そうでない場合は口を固く閉じる。反応によって、きっちりとしているところなのかを判別できる。
10代、20代で就労移行を利用する当事者にとって、事業所選びは非常に大切な要素となる。人生を左右するかもしれないため、慎重に選択していきたいところ。たった一度のミスで、自分の人生を棒に振るようなことはあってはならない。
*いい事業所はたくさんの利用者をいいところに送り込んでいます。人生の分岐点になる確率も高いため、慎重を期してもよいでしょう。
文章:陰と陽