福祉・医療

就労定着支援を行っている就労移行事業所を利用しよう

 

 就労移行に通うのであれば、就職できる確率の高い事業所に通いたい。2017年時点において、30%近くの就労移行は一人も就職させることなく、利用者を食い物にしている実態がある。当事者としては信じたくないだろうけど、現実として受け止めておこう。

 

補助金を騙し取るためだけに運営している事業所に引っかかって、2年間を棒に振らないためにも、通所する福祉施設はきっちりと選びたいところ。大切な時間を失ったとしても、誰も補填、補償をしてくれるわけではない。自分の人生を守れるのは自分だけである。

 

 就労移行支援をきっちりと取り組んでいるのかを知るパラメーターとして、就労定着支援を行っているのかは目安になる。就職のことを見越した支援を行っている証となるからだ。就職者を出さないのであれば定着支援自体そのものも不要なため、ホームページに掲載する必要は皆無だ。

 

 更に踏み込むならば、事業所に就職率を直接聞いてみてはいかがだろうか。実績の高い事業所なら答えてくれるだろうし、そうでない場合は口を固く閉じる。反応によって、きっちりとしているところなのかを判別できる。

 

 10代、20代で就労移行を利用する当事者にとって、事業所選びは非常に大切な要素となる。人生を左右するかもしれないため、慎重に選択していきたいところ。たった一度のミスで、自分の人生を棒に振るようなことはあってはならない。

 

*いい事業所はたくさんの利用者をいいところに送り込んでいます。人生の分岐点になる確率も高いため、慎重を期してもよいでしょう。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. ふるさと納税のお礼として届ける「水耕ニンニク」を自家栽培するA型…
  2. 障碍の種類を絞って支援する事業所もある
  3. 障碍者の法定雇用率は引き上げられるかもしれない
  4. 会社の仕事には大きく分けて2種類ある
  5. パラリンピックに知的障碍者部門がないのは健常者を参加させたチーム…
  6. 障碍者施設は利用者の理不尽に耐えるのが仕事
  7. 平均給料の推移から垣間見えるA型作業所の課題 
  8. 誤魔化しながら継続していく障碍者支援

おすすめ記事

バリアフリー法の改正(今後の課題)

 政府がバリアフリー法を改正することで、障碍者が利用しやすい宿泊施設、飲食店などの認…

怖い話『増えた死体』

ある昼下がり。とある小さな町の駐在所に、一人の男が飛び込んできた。隣に住む親…

1パーセントのひらめきと99パーセントの努力は間違った解釈が広がった

 成功するためには1パーセントのひらめき(才能)と99パーセントの努力といわれる。…

パラリンピックへの辛口批評

 パラリンピックを知っている人が年々増えてきました。そのこと自体は喜ばしいのですが、…

HSPについて

HSPという言葉を耳にすることが多くなってきたので、HSPについて調べてみた。&…

新着記事

PAGE TOP