人生

金持ち家の子が不良化し、社会的行動することへの批判

 

初めに

 一時、マイルドヤンキーと言う言葉がメディアに取り上げられましたが、今回はそれよりも上の階層の、お金持ちの家の子供の不良化への批判です。

 

 先ずマイルドヤンキーについて少し書きます。マイルドヤンキーはお金がなくて冒険的な挑戦が出来ないのを地元愛とか昔からの地元の友人、仲間を見捨てられない等と現実逃避し、少ないお金を無駄遣いする人たちです。

 

マイルドヤンキーは、20世紀末に一億総中流と言われた世代の親の金でマイルドヤンキーをやれています。しかしマイルドヤンキーを親に持つ子供の大多数は、マイルドヤンキーにもなれず貧困層に落ちていくでしょう。一億総中流と言う幻想を、今でも信じておりその結果、子供を貧困層にしてしまう可哀そうな人たちです。

 

マイルドヤンキーと言う言葉を提唱した人物が今回、批判する階層の出身者で不良ではないようですが、自身より階層の低い、潜在的貧困層を馬鹿にした単語を使ってお金儲けをし、階層間格差や貧困問題の解決に何も役に立っていないので、この階層の人の考え行動の一例的に考えてください、もちろんお金持ちでも、まともで普通の人が大多数ですが、それは当たり前の事なのです。

 

本論

分かりやすい例として、日本で音楽を職業としている人たちの中で、特に触法性と反社会性が高いヒップホップミュージシャンやラップミュージシャンをしている人を取り上げます。日本で貧困崩壊家庭出身者がこの方面の事をしているのが珍しく、テレビで取材されて放送されるくらいなので、日本でこの方面の仕事をしているのはほぼ金持ちの子供で不良とみなす事が出来ると思います。

 

アメリカの貧困崩壊家庭の社会発祥の文化で、犯罪と密接な関係にあると解った上で、それをやっているのですから、そう思われても仕方ないでしょう。(裏方は知りません)

 

彼らの作った楽曲よりも、彼らの家柄や卒業もしくは中退した大学名ばかりが取り上げられ、大学中退でも一流大学や有名大学に通っていたので、何故か識者や文化人枠でメディアに露出します。まじめに生きている識者や文化人の仕事の出来る人の仕事を奪っています。(旧来の識者、文化人がまともなのかと言う疑問がありますが)

 

チンピラの様な格好をして反権力、反体制を気取り、マスコミに取り上げられて意識の高い系の発言をする成人した良家の不良お坊ちゃん。存在自体が矛盾していて恥ずかしくないのでしょうか。

 

また罪を犯しても、親や親類縁者が弁護士を雇ってくれたり示談金を払ったりして、刑が軽くなうように助けてくれて、仮出所の時も身元引受人になってくれたり、色々支援してもらえます。普通なら一家離散になる様な犯罪をして本人が更生しなくても、彼らの子供は身内に守られて豊かな人生を送ることが出来ます。一般人ではこうはなりません。

 

まとめ

 お金持ちの子供なのに、触法行為や反社会的な不良やっている自分たちかっこいいと、結婚し子供が出来て中年を過ぎても不良をやっている彼らは、存在自体がかっこ悪いといつ気付くのでしょうか、彼らがそれに気が付くのはお金持ちの子と言うコネが使えない凶悪犯罪で刑務所に収監された時なのでしょう。

 

中間層が崩壊し貧困層が増大した今の日本では、お金持ちの不良の上辺のかっこよさに憧れて真似をする貧困層の子供の人生が終わってしまうので、お金持ちの不良は害悪以外の何物でもありません。お金持ちはお金持ちらしくお金を使って経済を廻してほしい物です。

 

文章:北山南河

 

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