健康

熱中症予防のための水分補給で注意すること

 

 夏の熱中症予防のために水分補給は大変重要ですが、間違った水分補給をすると、心身に大変な危険を及ぼすことがあります。今回はその注意点を紹介していこうと思います。

 

 コーヒーや紅茶、コーラやエナジードリンク等の『カフェイン』入りの飲料を水分補給に使うのはあまり良くありません。カフェインには利尿作用があるので、体から水分が失われやすくなります。しかしカフェインの入っている飲み物は意外に沢山あるので、飲まざるを得ない時がありますが、その時は注意して飲みましょう。

 

 清涼飲料水は「糖分」が沢山入っているので、健康のために基本的に飲みすぎに注意しないといけません。清涼飲料水に含まれている「ブドウ」糖は、血糖値を上昇させやすく、そのために膵臓から「インシュリン」が分泌され、血糖値のコントロールのために体に負担が掛かります。

 

 清涼飲料水を飲むことによって「高血糖」になり、そのために、のどが渇き清涼飲料水を飲むと云うサイクルになって「ペットボトル症候群」になってしまい、最終的に糖尿病になる危険があります。

 

 スポーツドリンクも清涼飲料水並みの糖分が含まれている種類のものがあるので注意が必要です。スポーツドリンクだから健康に良いと飲みすぎると、ペットボトル症候群になります。

 

 「ミネラル」入りと書いてある物がありますが、注意書きでミネラルとは「ナトリウム」を指しますと表記してあって、他のミネラルが入っていない物が大手飲料メーカーの製品でもたくさんあります。

 

 「カリウム」、「カルシウム」、「マグネシウム」等のナトリウム以外の、ミネラルの含まれた物を選んで飲むようにしましょう。

 

 いろんなミネラルを含む「にがり」を水で割って健康やダイエットのために飲む事が一時期流行しましたが、水割りのやり方が良くなくて健康被害が出たり誤って原液で飲んでしまって死亡事故が出たりしたので、熱中症対策でにがりを使うことは危険なので止めるべきでしょう。

 

 ミネラル入りノンカフェイン麦茶等も良いように見えますが、他のミネラルは入っていているけど、肝心のナトリウムが入ってない物があるので気を付けましょう。ナトリウムが入っていない麦茶等を飲んで汗をたくさんかくと「低ナトリウム血症」になる危険性があります。

 

 熱中症対策のミネラル入り飴はかさばらず、いろんなミネラルが含まれた商品もあり、糖分多めの飲料を喉の渇きに任せて飲むより、体に負担は掛かりません。飴を舐めながら「0カロリー」飲料を飲むと水分補給の問題も解消します。

 

最後にアドバイス

 喉が渇いてから水分補給するのは遅いので、喉が渇く前にこまめに水分補給をしましょう。目まいがしたり足が攣ったり真っ直ぐ立っていられない時は、もう熱中症なので木陰に入ったりコンビニ等の冷房の効いた場所に入ったりしましょう。夜中でも熱中症になります、夜祭りや花火大会でアルコール飲料を飲んだ時は、アルコールに利尿作用が有るので意図的に水分を多めに採るように心がけましょう。

 

文章:北山南河

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