『「凡人」でも努力すれば実績を残せる』
「凡人」とは
「凡人(ぼんじん)」の意味を調べると「普通の人」「ただの人」や「優れた性質や変わった性質を持たない人間のこと」のようです。
対義語として「偉人」や「天才」「秀才」などがあるようです。
要するに私を含め、世界中の人達のほとんどが「凡人」と言うことでしょう。
「凡人」以外の人とは
「凡人」以外の人とは、良く言われる「天才」や「秀才」を示すと思われます。
例えば、白熱電球や蓄音器の発明で有名な「発明王エジソン」やノーベル賞を受賞した人達(湯川秀樹博士など)。他にも起業をして大会社を作った「孫正義CEO」(ソフトバンクグループ)などの、社会に大きな影響を与えた人達のことでしょう。
「凡人」でも役に立つ
私の職種はシステムエンジニアでした。
難病になり、退職しましたが、退職する前の6年間は「LPガス」の配送を管理するシステムの作成や保守をしていました。
都市ガスと違い「LPガス」は各家庭にガスボンベを設置します。
しかし、ガスボンベはいつ切れるかがわかりません。
私の担当していた「LPガス配送管理するシステム」は可能な限りガスの切れそうな日を予測し、ガス切れをおこす前にガスボンベを配送するシステムです。
ただ、各家庭の1日の使用量から計算しても、家族が増えたり、長期の旅行で使用していなかったりと、使用量を100%予測することは不可能です。
最悪、ガス切れが発生した場合は電話回線を使用し、ガス切れデータを取得して速やかにガスボンベを配送すると言う仕組みを作っていました。
当時、私の担当したガスの配送会社は6社でした。
各会社は、1万軒~4万軒の家庭を顧客としていましたから、
私が担当した「LPガス配送管理するシステム」は、10万軒以上の家庭に「LPガス」を配送していることになります。
私がミスなく保守をすることで10万軒以上の家庭に「LPガス」が安定して配送されるわけです。
「凡人」の私でも公共の役に立っていると思っていました。
ガスだけではなく、電力や水道がなければ、文化的な生活はできません。
結局、ガス会社や電力会社で働く人のほとんどが「凡人」です。
「凡人」でも世の中の役に立っていると私は思います。
「凡人(普通)」でも凄い記録は作れる
元プロ野球選手のイチローさんは日米で活躍した有名な野球選手です。
しかし、プロ野球選手としては「普通」の体格です。
身長は180㎝ほどらしいです。
それに対して元プロ野球選手の松井秀喜さんは188㎝と言うことです。
やはり体格に恵まれた松井秀喜さんの方がホームランバッターとして活躍されました。
でも、プロ野球選手としては「普通」の体格であるイチローさんはヒットを量産しました。
ホームランではなくヒットを量産することで、日米で活躍したのです。
身体的に「普通」(メジャーの選手と比べると小さいです)でも努力をして活躍したのです。
努力と言ってもメジャーの選手より劣る体格で活躍するには、私達が考える以上の努力だったと思います。
イチローさんだからできたのかもしれません。
「普通」でも努力をすれば活躍できると言うことだと思います。
ただ、イチローさんほどの努力は無理でも、努力の量だけ活躍はできると思います!
文章:エムユー