人生

欠点を誇りに思う考え方

 

 日本では欠点を直せ、修正しろという教育をなされる。事実、個性は消され、クローン人間さながらの人達で溢れかえっている。

 みんなが同じなのは一見するといいように思えるけど、人間の良さを消しているような気がしてならない。短所があるからこそ、大きな長所になりうるのである。全員が同じならば、付加価値のないロボットでしかない。せっかく知恵、思考能力などを持ち合わせているのに、それでは勿体ないような気がする。

 ロボットになる最大の欠点は、代用がいくらでも聞いてしまうということ。使い物にならなくなれば、ゴミ箱に捨てられてしまうチリ紙と何ら変わりない。人間の形をしたトイレットぺ―パーなんて、あまりにも悲しすぎる。

 99パーセントの人間は予知能力を備えていないといわれる。あれは、教育の間違いによるものだと思われる。社会常識のみを叩きこまれたから、未来を予知する能力を失ってしまった。(他人のやってほしいことをする力がなくなった)教育の形が変わっていたら、思い通りの人生を送る人間を増やせたのではなかろうか。

 日本では年齢を重ねると、人間としての価値がどんどん下がっていくといわれる。あれも下がっていくのではなく、自分で落としただけにすぎない。魅力のある人はどんなに年を重ねたとしても、自分で仕事を選ぶ権利を有している。(私の祖父は小さな町の町長をしており、そのつてで仕事に困らなかった。90になっても体力さえあればスカウトされる実力を備える)他のことがらにおいても、特殊能力を所持している人間は重宝される。

 祖父がすごかったのは、他者とは異なる視点を持っていたこと。私の仕事がうまくいかなかったとき、真っ先に障碍者を疑ったのは彼である。他の人間は誰一人とて、障碍であることを見抜けていなかった。

 車の免許を返納するようにいっているのも、長い視点でいうならばあたっている。一般人は免許の維持を主張するのに対し、祖父はしっかりと現実を見据えた考え方をする。現実をしっかりと直視できる能力は、常識ばかりの教育では身につかなかった。

 変人は社会では欠点だらけの人間といわれるけど、未来を切り開いていける視点に限っていうならば、健常者は何もできていない。天才と呼ばれる人たちは欠点がすさまじいけど、それを上回る長所を持っているからこそ名を残すことができた。欠点なしでは、成功することはなかっただろう。

 欠点を持っていてもいいじゃないか、こういう精神こそ人間を大きく成長させるような気がする。マイナスを責められたというクヨクヨ習慣を治すことで、プラスのイオンを発することができるのではなかろうか。

 

文章:陰と陽

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