未分類

広汎性発達障碍でよかったと思えること

 

 広汎性発達障碍に生まれてよかったと思うことが一つだけあります。それは他の人と同じ苦しみを共感しやすいことです。

 広汎性発達障碍(個人差あり)はできること、できないことが極端な性質があります。そのため健常者よりも、他の人の苦しみについて深いところまで理解することができます。整理整頓がまったくできない(やってもできないことを意味する)、能力が高いからこそ苦労するといった話は一般人には切り出せない話です。多くの人が突き詰めにくいところまで、話を広げることで他者の心を惹きつけていきます。

 趣味などが共通しているというのも親しくなる要因になりますが、苦しみを共感することからすればちっぽけなレベルです。人間には自分の一番苦しいところを分かってほしいという性質があり、その知識を持っていると、対人関係において圧倒的な差をつけることができるように感じます。

 筆者は空気を読む、適切な発言をすることは不得手です。それにもかかわらず、異性から興味を持ってもらえたのは、鋭さにあるような気がしてなりません。(振り返ってみると、絶対に許されないこともしました)

 自分を苦しめた発達障碍ですが、悪い側面ばかりではなかったのかもしれません。ある部分においては、一般人より生きやすい人生を送っているように思うこともあります。

 全部がマイナスではない。そう思うことで障碍は悪いものではない、と頭を切り替えられるのではないでしょうか。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 特例子会社を検討してみてはいかがだろうか
  2. 障碍者はいじめに遭いやすい
  3. コラム:『アウラの凋落』
  4. 結婚後の浮気率
  5. 障碍者枠で働いている人に対する一般人の評価
  6. 障碍者が仕事をする際に気をつけたい7つのポイント
  7. ハズレ夫をひいた女性たちの本音
  8. 112歳まで生きるということ

おすすめ記事

ラグビー日本代表のユニフォーム 本当は「単色」にしたかった!

ラグビーの歴史ラグビーの起源は、1823年、イギリスの有名なパブ…

山陽電気鉄道網干線:「夢前川駅」と周辺紹介

 『山陽電気鉄道網干線:「夢前川駅」と周辺紹介』 山陽電鉄網干線の夢前川駅は姫路…

障碍者だからといって人生を諦めないようにしたい

 障碍者だからと人生を諦めている人はいませんか。障碍者だとしても社会的な実績を残すこ…

『言えば…何か変わっていた?』

苦しいと言えば…話聞いてくれた?寂しいと言えば…そばにい…

怖い話『地域ルール』

わたしが小学3年生の時、少し離れた町の父の友人宅へ連れられて行ったときのこと。大…

新着記事

PAGE TOP