福祉・医療

A型で在宅勤務を取り入れている作業所もある

 

 A型作業所では会社内で働くことが多いけど、稀に在宅勤務の人員を募集しているケースもある。(筆者はA型作業所を8~9くらい見学して、1つだけ在宅勤務可能の作業所を発見した。人数はわすかだった。内容については不明だけど、パソコンかなと思われる)

 A型作業所を利用したいと思っている障碍者の中には、体調、メンタル、対人関係に不安があるといった理由で、自宅勤務を希望する当事者もいるのではなかろうか。そういう人にとって、在宅勤務は救世主となりうる。近場に要望を聞いてくれる作業所があれば、会社と相談してみてはいかがだろうか。

 A型作業所は簡単な軽作業、施設外就労が中心であるため、在宅勤務を取り入れているのは少数派。パソコンを導入することで、自宅勤務を行いやすくなるので、こちらの仕事も検討してほしい。

 A型作業所に在宅勤務可能の企業が増えていけば、体調などに不安のある人も働きやすくなる。障碍者の働き方を多様化することで、秘められた潜在能力を発掘することに繋がっていくのではなかろうか。 

 新しい試みは多くのものを生み出すような気がしてならない。天才とも呼ばれる発達障碍の能力をみすみす捨てるのは、社会にとっても大きな損失。全ての戦力を生かせるような社会体制を作ってほしいと切に願う。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 障碍者は常に理不尽を強いられる
  2. 就労定着支援を行っている就労移行事業所を利用しよう
  3. A型作業所にて施設外で勤務する障碍者は一般でやっていけるのではな…
  4. 本当に大切にしてくれる場所を探そう
  5. 短編小説 : 『縮まらない距離』
  6. 障碍者が仕事をやめる理由
  7. テレワーク後に感じるようになった出社ストレス
  8. A型作業所では利用者から支援員になれる可能性もある

おすすめ記事

未来の障碍者支援(予想)

二〇三〇年、障碍者支援(A型、B型、就労移行)に対する法律が施行された。内容は以下の…

障碍者枠で仕事しても、病気に対する配慮は得にくい

障碍者枠で就職したのに、配慮を受けられないと思っている人はいませんか。どうしてそうなるのかを書いてい…

『黒い影』―恐怖に怯える日々が続くー

暗い影が…空気に乗って…どんどんこっちへ……

『新たな…』―進めば進むほどに、新しい人生が開けるー

突き進む道に…新たな発見がある。新たな経験を…

阪急神戸線『王子公園駅』界隈の観光案内

 阪急王子公園駅を降りて、山側に『神戸市立王子動物園』等の文化施設があり、海側に降り…

新着記事

PAGE TOP