2008年に発売された某野球ゲームを知っていますか。(年末に発売されたメジャーパーフェクトクローザー)
このゲームには野球ゲームの概念をぶち壊す仕様がたくさん取り入れられています。ファインプレーをすることで、2つのアウトを取ったことになるのは野球のルールを覆すには充分すぎるといえるでしょう。ホームランが異常に出やすい、ランナーが勝手に走ってアウトになるなども通常の野球とはかけはなれています。
特定の条件を満たすことで、ピッチャーの首が反対向きに折れる、アンパイアが逆向き、バッターが反対向きで打つといった不具合が起こります。野球を知っている人は当然のこと、知らない人であっても大きな衝撃を受けると思います。(バックネットを向いた審判がストライクを宣言しているシーンは通常の野球ならありえませんし、バッターが反対方向からバットを出すのもどう考えてもおかしいです)
究極なのはバッターが放った打球を、ひたすらキャッチャーが追いかけるシーンです。センター方向に転がっていくゴロを、キャッチャーがボールを延々と追いかけ続ける光景が繰り返されます。他の野手は何をしているんだと、初心者であっても思うのではないでしょうか。(キャッチャーが投げたボールを取ることはできるため、完全に役割を失っているわけではありません)
従来の野球の概念を覆したゲーム。興味を持ったのであればのぞいてみましょう。目の前に信じられないような光景が次々と飛び込んできます。
文章:陰と陽