就労

転職を3回経験したから言えること(下)

 

『転職を3回経験したから言えること(下)』

 

受かった会社を辞めた理由

 

前回1週間で辞めた会社があることを述べていましたので、その理由を説明します。

3つ目に受かった会社を、たった1週間で辞めた理由は、職場の人間関係です。

今の私からすると、500人規模の会社を1週間で辞めたのは、早すぎたと思います。

しかし、当時26歳だった私は今より、ずっと気が短かったのです。

 

イラついた出来事

 

私の部署には1人の営業担当と1人のSE(システムエンジニア)と6人のプログラマーがいました。

電話がかかってくると、営業担当の人が電話をとります。

しかし、午後には営業に出ていません。

 

SEも出かけることが多く、残るのはプログラマーだけでした。

そこに電話がかかってくると、誰も出ないのです。

6回、7回とベルが鳴っても出ませんでした。

顧客を待たせるわけにもいかないので、仕方なく私が電話に出ました。

しかし私には、まだ顧客のことが分かりません、何度も社名を聞き返したり、名前を確認したりと時間がかかってしまいます。

顧客のことを知っているプログラマーが電話に出た方が早いだろうと思いました。

なぜ電話に出ないのかと思い、かなりイラッとしました。

 

「気配り」のないプログラマーに怒り

 

以前の会社では、早く電話に出るように言われていました。

当然、顧客を待たせないためです。

それが顧客に対しての「気配り」だと私は思っていました。

ここのプログラマーは顧客を待たせても平気なのかと思いましたし、

何も知らない新人が出ても何度も社名や名前を確認するだけです。

だったら「自分が出た方が早い」と普通は思うだろう・・・

そう思うとイライラするばかりでした。

 

1度SEに相談したが...

 

3日目にプログラマーを取りまとめるSEに、何も知らない私が電話に出るより、知っているプログラマーが電話に出た方が良いだろうと相談しました。

しかし、SEからの指導がなかったのか、何も変わりませんでした。

2日後、怒りが収まらない私は、人事部長に退社することを伝えました。

人事部長は「君のために新しい机も用意したし、考え直してくれ」と言われましたが、当時の私は聞く耳を持っていませんでした。

今では、少し怒りすぎたかなと思っています。

 

「気配り」をする人がいた職場

 

すぐに次の会社を受け、3週間後には次の会社が決まっていました。

100人程の会社でしたが、サ○トリーの子会社なので、経営はしっかりしていると思いました。

 

当然、最初の会社より収入も増えました。

新しい職場の部署にはパソコンの営業担当が2人いました。

1人は車好きで、私が車やバイクが好きだと分かると、以前にBMWに乗っていたこととか、車の話を良くしてきました。

早く職場に慣れるように「気配り」をしているのだと私は思いました。

他にも、お昼休みに昼食を取りに1人で出かけようとすると、経理の女性が「○○さんも出前を取って一緒に食べませんか?」と話しかけてくれました。

経理と総務の女性たちで、昼食を食べているようでしたが、お弁当を持って来ない人は出前を取っているようでした。

事務の女性達も「気配り」をしてくれているのだと私は思いました。

 

「気配り」をする人は多い

 

結局私は、あと2回転職したのですが、

どの会社でも「気配り」をする人がいて、気持ち良く働くことができました。

6人もプログラマーがいて、1人も「気配り」をしなかったのは「異常」だったと思います。

なので、転職後の人間関係を転職前に気にすることは必要ないと思います。

ただ、採用後に1ヶ月の試用期間があるので、その間に合わないと思えば、私のように見切りをつけるくらいの考えで良いと思います。

 

すべてが完璧とはいかない

 

ただ「人間関係も良く仕事も楽で収入も多い」完璧な職場は少ないと思います。

3回目に転職した会社ではテニス部の部長をしたりとか、人間関係は大変良かったのですが、出張の多い会社で、体力的にはキツイところがありました。

例えば、愛媛県の松山市に出張していた時に、急に「島根県の松江市に行くように」と連絡を受け、夕方5時から夜の11時まで電車に乗った経験があります。

仕事が終わった直後に6時間も電車に揺られたのは結構キツかったです。

私の場合は、仕事が多少キツクても人間関係が良ければ我慢できる方だと思います。

出張が多くても出張手当てが出るので収入には不満がなかったのも大きいかも知れません。

やはり、多少の我慢は必要だと思います。

 

文章:エムユー

 

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