近年、子供の虐待があちこちで騒がれるようになった。ごくごく一部では虐待、ご飯を与えないなどして、幼児を死亡させるケースもある。
貴重な命を守りたいからか、近年では保護活動が盛んになっている。そのことはいいと思うのだが、如何せん行き過ぎているような気がしてならない。日本人の徹底したいという性格が災いしている。
常軌を逸脱した行動は保護する必要があると思う。抵抗できない赤ん坊の命をみすみす失ってからでは遅いという理屈はわからなくはない。ただ、家族にもプライバシーがあることを忘れてはならない。
幼児に傷があったからといって、外的要因(親によるもの)とは限らない。ちょっと目を離した隙に、子供が勝手に転落する、火傷するといったことは充分に起こりうる。周囲に虐待を疑われたくない(冤罪を恐れる)と、病院に行かないという選択肢を取りかねない。簡単に治療できる病気を見過ごすことになる。
子育ての様子を逐一録画しておかなければ、冤罪であることを証明することもできない。子供を授かる両親として、そこまでしたいとは思わない。証拠を残したとしても、親の管理責任を問われる可能性はゼロではない。自分を守るための行動で、窮地に追い込まれる事態も想定される。
バランスを取らなければ、子供を出産する家庭は確実に減少する。少子化が叫ばれている中、新しい命の作りやすい環境を整えたいところ。
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©虐待リスク把握 過剰な監視か – Yahoo!ニュース
文章:陰と陽