冬に猛威を振るうインフルエンザにかかるのは人間だけではない。日本ではまだ報告例はないものの、犬がインフルエンザを発症するという報告が海外でなされている。初めての感染は2004年に起こった。
犬インフルエンザは元々、馬が持っていたとのこと。馬から犬に感染したあとに、抗体が形を変えて犬インフルエンザとして流行するようになった。
犬インフルエンザにおいて、重症になった場合は40度前後まで熱が上昇し、死亡につながることもあるようだ。致死率は低いものの、かからないように注意することが求められる。
ちなみに人間から犬、犬から人間に伝染することはない。人間、犬のウイルスが異なるため、伝染する確率は非常に低いとのこと。なお、インフルエンザを発症した犬と遭遇することによる感染リスクはあるため、犬同士の接触を避けるといった対応をしよう。
海外との交流が活発になった現代ゆえに、犬インフルエンザが発症しないとは限らない。慢心を持たないように心がけたいところ。ペットとして飼っているのであれば、インターネットなどで知識をあらかじめ持っておくと安心だ。
文章:陰と陽