福祉・医療

障碍者枠はブランクよりも能力を重視することもある

 

 ブランクは長いものの、実力はピカイチの人がいた。学歴も普通の人では到底無理な経歴を持っていた。

 タイピングのスキルも他者の追随を許さない実力を誇っていた。1分間で400~450文字というスピードを誇った。他のことも学歴にふさわしく、非凡な才能を持っていた。

 専門援助部門ではハローワークにて、自分の実績をアピールする欄がある。企業が書かれた内容に興味を示した場合、スカウトすることがあるようだ。(専門援助部門の担当者曰く、滅多にないといっていた。筆者も六年くらい登録していたけど、一度も引っかかることはなかった)

 ピカイチの実力を持った利用者が、それに引っかかったという話をしていた。ブランクの期間が非常に長い(年齢もそれなり)にもかかわらず、企業が興味を示すということは、障碍者枠では能力重視の傾向があるのかな思った。基本的にブランクが生じるほど、不利になる傾向があるという、一般枠の概念は通用しないのかもしれない。

 ブランクがあったとしても能力次第でどうにかなる。才能があるのであれば、就職活動に一生懸命取り組んでみてはどうだろうか。過去の穴を埋める好機をみすみす逃すのはもったいない。 

 

文章:陰と陽

 

関連記事

  1. e-ラーニングで障碍者向けのプログラムを学べる
  2. 条件付きで訓練費を支給される就労移行事業所もある
  3. 違和感のある支援者の発言
  4. 勉強をゲーム感覚で行える発達障碍が真の一流となる
  5. 広井良則『持続可能な医療─超高齢化時代の科学・公共性・死生観』(…
  6. 支援者ができるのは一つだけ【障碍編】
  7. 就労移行支援利用(障碍者向け)を考えている方へ
  8. 地域相談支援で唯一役立つこと

おすすめ記事

『願うだけ…』

強くなりたいと願った事を…今でも覚えている。…

怖い話:『TVゲームをしていたのは?』

出典:Photo credit: Josh Hartman on Visualhunt.com…

役所の申請手続き(障碍者手帳等)は、時間が掛かり過ぎる

  障碍者手帳、自立支援の手続きが遅くなると、当事者、企業、病院関係者に迷惑がかかっ…

障碍の種類によっては、障碍者枠であっても応募できない

 障碍者枠は障碍者手帳を所持していれば応募できるわけではない。今回はそのことについて…

『ミーツ・ザ・福祉2022』の感想

画像提供元 https://live.staticflickr.com/1662/262791730…

新着記事

PAGE TOP