コラム

子供の頃の夢

 

 みなさんは子供の頃に描いていた夢をどれくらい叶えられたかな。

 実現不可能だとしても、夢を持つのは重要だと思う。日本の内閣総理大臣になる、プロ野球選手で活躍する、新しい開発をして世間を驚かせる、自分の会社を設立する、医者として患者を診察する、弁護士になるといったスケールの夢を思い描いた人もいるのではなかろうか。子供は自分の可能性を知らないだけに、自分はなんにでもなれるという思い込みをしやすい。

 結婚して自分の家庭を作る、健康な状態で長生きするといった現実的な目標を立てた人もいるのではなかろうか。小学生にしては平凡する発想だけど、自分をきっちりと把握しているのかもしれない。

 学校のイベントなどでタイムカプセルを埋めていたのであれば、取り出してみるのも面白い。自分が夢を見る性格、現実的な思考のどちらであるのかを知ることができる。

 現実離れしていたとしても笑ってすませればよい。タイムカプセルは将来の夢なのであって、必ずしも実現している必要性はない。宝くじで一等を当てるという、叶わない夢を口にする大人とあちこちで遭遇する。どんなに年齢を重ねようとも、子供心(夢を見る心)は完全に抜けきっていない。

 大人になって己の限界を知ったとしても、子供の頃の夢を捨てなくてもいい。心の片隅にそっととどめておくことで、いくつになっても希望を持ち続けることができる。

 

文章:陰と陽

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