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特例子会社を検討してみてはいかがだろうか

 

 障碍者雇用を考えているのであれば、特例子会社を検討してみてはどうだろうか。

 特例子会社とは障碍者の雇用率を満たすために作られた会社。子会社で三〇人を雇用した場合、その人数を本体に含めることができるため、従業員の多い大企業で取り入れられている。

 特例子会社のメリットは長期雇用を見込めること。障碍者の数を満たすための会社であるため、離職されたくないという思いを強く持っている。一般企業の障碍者雇用で見られがちな、期間雇用という形態はほとんどないといっていい。正社員になれる確率が高いため、終身雇用を望んでいる当事者にピッタリである。不安定な立場から解放されると、心を落ち着かせることに繋がる。

 当然のことながらデメリットも存在する。あくまで障碍者枠の求人であるため、給料については抑えめとなっている(最低時給であることも珍しくない)。正社員であっても退職金を支給しないケースもあり、条件面で一般に劣ることを留意しておきたい。雇用は保証されても、待遇はあくまで障碍者枠の領域であることを理解しておきたい。

 障碍者同士で働きたいと思っているのであれば、特例子会社を検討してみてはいかがだろうか。一般では馴染めなくとも、当事者同士ならうまくやっていけるかもしれない。

 

文章:陰と陽

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