痴漢は女性の心を傷つける

　電車内で女性にわいせつな行為をしたとして、テニスインストラクターの男が逮捕された。

　好意を持った女性の身体に触れたいと思うのは構わない。ただ、相手の同意を得ていない限り、行動にうつしてはいけない。その部分の線引きはきっちりとしたいところ。相手の同意がない＝痴漢は立派な犯罪である。

　女性は男性とは性質が異なる。好意を持っている異性でなければ、肌に触れられたくない生き物。そこのところをきっちりと認識しておきたいところ。

　犯行の動機も許されるものではない。「満員電車で自分好みの女子高校生と居合わせ、後ろから下半身を触ってしまった」などと供述しているところから、他人の気持ちを鑑みない人間であることが伺える。自分の欲望を満たすために、第三者を傷つけるなんて言語道断だ。

　犯行の手口からして、以前に彼女がいたのかなと思う。逮捕された男性の交友関係はわからないけど、そんなふうに感じてしまう。失恋のショックと相まって、性欲を満たすための犯行に及んだ可能性は捨てきれない。

　犯人は捕まったとしても、被害者の心の傷が消えることは一生ない。痴漢被害に遭った女性が、一刻も早く社会復帰できることを願ってやまない。

文章：陰と陽

ボスフラ