福祉・医療

障碍者の生きる道

 

 障碍者で才能を所持しているのであれば、芸術家やアスリートを目指してみるのも面白い。

 障碍者は個性の強い人が多い。それゆえ、チームワーク、協調性、一体感を求める組織では浮いてしまいがち。超人的な才能を生かすことなく、会社を去ることになりかねない。

 当人にとっても長く務めることによって、メンタルを病んでしまう。会社、当事者はwin-winではなく、lose-loseの関係になってしまう。

 障碍者の長所は基本的に、一般会社の場では生かしにくくなっている(クリエイター、プログラマーなどといった、一部の職業では生きることもある)。自分の特性を理解し、見合った仕事を探すことが重要となる。

 本に目を通しただけで全部の内容を記憶できる、口にするだけで調味料や具材などがわかる、話を聞いただけでどのような苦しみなのかを理解する、他人を魅了する画を書くといった才能は当事者でなければ身に着けられない。一般人はどんなにあがいても、平均から脱却することはできない。

 会社勤めができないことを嘆くより、独自の感受性に磨きをかけて勝負する。たぐいまれな才能を持っている、一部の障碍者は莫大な富を築き上げることができるかもしれない。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 「自立支援医療」について
  2. 作業療法士について(福祉の資格)
  3. 障碍者事業所の方針を読んだ感想
  4. 政府が補助金を全額カットした場合、A型の65パーセントは倒産する…
  5. 法定雇用率は低すぎる
  6. 障碍者本人が主役になろう
  7. A型、B型作業所から一般就労しようと思う利用者が取る行動
  8. A型作業所、B型作業所から一般就労する確率はかなり低い

おすすめ記事

Z世代と自己責任

ゴールデンウィークで休んでいると、妙に仕事がしたくなるという、我ながら「どうなの?」という心境につい…

障碍者は口だけにならないように

 社会は残してきた功績が大きなパーセンテージを占めます。メジャーで3000本安打を達…

他者のために生きる

他人のために生きるということは、なかなかでき得るものではありません。それには自身が先ず満たさ…

ホラー:『不可解な出来事2』

 悪戯の女神は人間の感情によって、色が変化するよう、タオルに魔法をかけました。 …

世界の国と国旗☆第37回目 カタール国

皆様こんにちは椎名 夏梨(しいな かりん)です。いつも読んで…

新着記事

PAGE TOP