9月2日の9時にフィリピンの東で発達中の熱帯低気圧が「台風13号」になりました。名前は「レンレン」というようです。
そして今回は台風の事について書いていこうと思っていますので宜しくお願い致します。
台風とは?
北西太平洋に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速が約17m/s(34ノット、風力8)以上にまで発達したものを指す呼称の事です。
m/sとは?…メートル毎秒の事である。
日本における記録的な台風
室戸台風(1934年9月21日)
→死者2,702人、不明334人、負傷者14,994人
カスリーン台風(1947年9月8日~9月17日)
→死者1077人、行方不明者853名、負傷者1,547人
伊勢湾台風(1959年9月21日~9月27日)
→死者4,697人、行方不明者401名、負傷者38,921人
台風の語源
日本で「台風」という表記が定まったのは1956年の事である。江戸時代には熱帯低気圧を中国にならって颶風(ぐふう)と訳した文献がありますが明治時代の初めにはタイフーンまたは大風(おおかぜ)などと表していました。
明治末頃に岡田武松によって颱風という言葉が生まれたとされており、1956年の同音の漢字による書き替えの制定に伴って台風と書かれるようになったがその由来には諸説あります。
主な説としては以下のものが挙げられます。
- ギリシャ神話に登場する恐ろしく巨大な怪物テュポン(Typhon)に由来する
「typhoon」から「颶風」となった。
- アラビア語で嵐を意味する「طوفان(tufan)」が東洋に伝わり「颱風」となった。また英語では「typhoon」(タイフーン)となった。
- 中国広東省で南または東の激しい風のことを外国から風のとして大風(ターイフォン)といい、その後西洋に伝わり、ギリシャ神話のテュポンの影響でギリシャ式の“typhoon”というつづりで書かれるようになり東洋に逆輸入され「颱風」となった。
書いたらまだまだ長くなりそうなので続きは次回にしたいと思います。
©台風 – Wikipedia
文章:桐谷 凛花(きりたに りんか)