福祉・医療

障碍者のバスの恩恵範囲が広がった

 

 尼崎市では障碍者(身体、知的、精神は問わない)を対象に、市内の無料バス券を配布している。ちなみに大阪市では障碍者手帳を取得していると、地下鉄が半分もしくは無料になるサービスがある。地域によってどのようなサービスを受けられるのか異なるため、地方自治体に確認してみるといい。

 

 尼崎市では2017年3月より、ICカードのバス券が導入された。そのことで、恩恵の適用範囲がちょっとだけ広がった。IC導入前も尼崎市内で使用できる、紙の無料バス券が配布されていた。ただ、適用範囲が現在よりも狭かった。同じ市内を走っている、阪急バスでは使用できなかった。障碍者手帳を見せて、半額のバス代を払う必要があった。

 

 IC導入後は阪急バスも無料で乗れるようになった。尼崎市内における移動手段が増えた。足の悪い、お金のない当事者にとって財布に優しいシステムが構築されたといえよう。

 

 障碍者がちょっとでも生きやすくなるための制度が広がっていくといいな。当事者はそれを願ってやまない。

 

 生活の負担を軽減するために、障碍者手帳を見せることで、消費税を負担しなくてもよいといった制度ができるとありがたい。ハンデを抱えていることが、マイナスに思わないような社会が構築されることを願ってやまない。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 就職率の高い就労移行支援事業所(B型作業所併設)の紹介
  2. 障碍者はどのような分野に就職するのか
  3. 統合失調症という病について
  4. 障碍者の法定雇用率は引き上げられるかもしれない
  5. 障碍者として生まれたために失ったもの
  6. 発達障碍者に読んでほしいサイト
  7. 適切な支援をする難しさ【障碍者編】
  8. 就労移行で聞いておきたい質問

おすすめ記事

ショートショート『働きたくない男の考え方』

 直樹は心の声を小さく呟いてみた。「日本全国の人間が一円ずつ寄付してくれれば、一…

西山朋佳女流三冠が棋聖戦二次予選で初戦突破

 西山女流三冠(奨励会三段)は女流棋士として、棋聖戦の一次予選を初めて突破したと話題…

生を肯定する哲学についての覚書

はじめに孤独は、人間に課せられた一種の刑罰である。刑罰であるなら、それは苦し…

転職を3回経験したから言えること(上)

『転職を3回経験したから言えること(上)』私は3回転職した&…

障碍者が働く(就職活動をする)ときに気をつけるポイント2

 『障碍者が働く際に気をつけるポイント2』※一部、前回の内容と重…

新着記事

PAGE TOP