雑学

「缶詰」と「ナポレオン」

 

つい先日、買い物に行く時に、母からイワシの缶詰を買って帰るように頼まれました。

そして近くのスーパーに行ったのですが、イワシの缶詰は売り切れていました。

仕方なく別のスーパーに行きイワシの缶詰を買ったのですが、

いつもより品数が少なかったのです。

 

そこで、筆者が思ったのは、最近テレビで、サバやイワシの缶詰が体に良いと言う

放送を2回くらい見たな...もしかするとテレビを見た人が

イワシの缶詰を買って行くので売り切れたのかな?と言う事です。

 

 

それから缶詰は「ナポレオン」と関係していたと言う事を本で読んだな...と思い出し、

以前読んだ本を読み返してみました。

 

要約すると「ナポレオン」は戦争をしてヨーロッパ大陸の大半を勢力下に置いたのですが、

その戦争を続けるには、武器だけでは無く食料も必要だったのです。

当時のフランス兵の食料は燻製の魚と塩漬けの肉に乾パンだったそうです。

そして、それらは腐敗する事も多かったようです。

そこで「ナポレオン」が、食糧を新鮮なまま長期保存する方法の発明に懸賞金を

懸けたのです。

 

その懸賞金は1804年にフランスの料理人が受け取りました。

ガラスびんの中に食物を入れ密封し、加熱殺菌して保存する食糧貯蔵法を発明したのです。

食品を美味しく保存できたおかげで軍の士気も上がったと伝えられています。

 

しかしガラス瓶は重くて破損しやすいという欠点が有りました。

そこで1810年に、イギリスで瓶に変わりブリキ缶で食品を保存する「缶詰」が誕生した

のです。

 

もし、ナポレオンが懸賞金を出さなければ「缶詰」は誕生しなかったかも知れませんね...

 

文章:エムユー

関連記事

  1. 郵便ポストの色が赤いのはなぜ?
  2. アメリカの歴代大統領をご紹介します⑤
  3. モンティ・ホール問題を知っていますか?
  4. 3000系快速急行の減少理由を別の方角から考えてみる
  5. 世界の国と国旗☆第52回目 ギリシャ共和国
  6. 【海外ニュースウォッチ】バッテリー用金属の動向その2【第二十二回…
  7. アメリカの大統領をご紹介します③
  8. 世界の国と国旗☆第50回 キプロス共和国

おすすめ記事

詩:『悩みに負けない自分に』

誰でも生きていると、悩みは尽きないもの。マイナスの状態から0の状…

ショートショート『幸せな家庭が続くといいな(女神の祝福)』

「ご飯を食べようよ」 心愛は眠っている旦那の雅也に優しく声をかける。柔らかい声に…

8/2付け尼崎市プレスリリースで「あまうめ城っぷ」が紹介されました。

8/2付け尼崎市プレスリリースで「あまうめ城っぷ」が紹介されました。タイ…

雇用保険制度の変更点

 ハローワークによる雇用保険の受給制度が変更になった。 旧制度では退職した会社か…

障碍を持っていると正しいはずの答えが間違いとなることも少なくない

障碍者手帳を取得した障碍者は、本来なら正しいはずのアドバイスで奈落の底に叩き落されて…

新着記事

PAGE TOP