時事問題

倉庫暮らしを強いられる

 

  40代の人が一畳半の倉庫で生活を強いられている。そんなショッキングなニュースを耳にした。

 海外の出来事ではなく、国内で広がりつつある現実。年収一〇〇万円代ゆえに、きっちりとした住居を確保できず、寝床すらままならない環境での生活を強いられている。

 彼らは就職活動に必死に取り組んだと思う。ただ、氷河期世代ゆえに正社員として採用されなかった。新卒採用の根強い日本では、一度道を踏み外すと戻ってくるのは難しい。

 ごくごく一部の成功したエリートを除いて、人生は時の流れに大きく左右されてしまう。98~99パーセントは自力でどうすることもできず、流されるままに生きる宿命を背負っている。地上に誕生してから、天国に旅立つまで半永久的に我慢を強いられることとなる。

 大きな建物に住居を構える者がいる一方で、その日暮らしすらままならない。貧富の差は一般人を徐々に呑み込みつつあるのかもしれない。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 24歳にして引退したプロ野球選手
  2. 電車の居眠り運転について考える
  3. ハンカチ王子はなぜ現役を続けられるのか
  4. 精神障碍者の自殺問題(大阪)について
  5. 全国の最低賃金改定状況
  6. テレハラ(テレワークハラスメント)について
  7. モラハラ、パワハラで障碍者の雇用形態に変化をもたらす
  8. 京阪電車の2021年9月25日のダイヤが発表
PAGE TOP