コラム

レッドホットチリペッパーズと私

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   welcome!16年ぶりのジャポンへ!

 

レッドホットチリペッパーズ(以下レッチリ)16年ぶりの来日を記念して、私とレッチリの思い出を振り返ってみよう。
私が彼らのことを知ったのは中学2年の時だ。
中2といえば、いきなりロックを叫び出して、恐らくモテたい勢いでギターを手にするも、FとBコードおさえられずオブジェと化したギターを持った中高生のなんと多いことか。
そしてそんな経験をし、今や立派な大人になった人達にとって、それは黒歴史と化しているのだろうな。
かくいう私もその口、と言いたいところだが今もロック大好きだし、私のはオブジェではなく、半オブジェだ。弾いているところを見られるのが恥ずかしい。

         レッチリとの出会い

 

出典:©Warner Music Japan Inc.

そんな私にロックの火を 点けたのがレッチリである。出会いはありきたりだ。
チャンネルを適当に回していると、実写版『DEATHNOTE』のエンドロールから流れてきた曲に雷に打たれた気持ちになった。それがレッチリの『Dani California』だ。
これにえらく感動した私に父は、
「レッチリのCDあるで」
と言った。
「なにぃ⁈ならば探せ、そして早くよこせ!よこすのじゃ!」
「御意」
反抗期とかなかったが、強引にCDを探させる殿。しばらくすると、
「殿、ございました。これがレッドホットチリペッパーズのCDでございます」
「うむ、でかした!ほれ、さっさとよこさんか」
「ぎょ…、と、殿一大事にございます!」
「なんじゃ?」
「このアルバム、『Dani California』収録されておりません!」
「な、なんじゃと!お、終わりじゃ。なにもかも…」
失意の殿を救ったのはパソコンにあったアルバムだった。そこにあったアルバムをウォークマンに入れてもらい上機嫌になった殿であった。
確かこんな感じだったと思う。え?違う?まあ、これが嘘にしてもこの曲が私のロック魂に火を点けたのは間違いない。父の教え通り、一発目のドラムの音で分かるようにもなったし、あれから色んなバンドの曲を聴いたな。『マキシマムザホルモン』や『ロイヤルブラッド』、『リンキンパーク』、『アリス・イン・チェインズ』etc.。

 

        あれから私のロックは

 

今は『ユニコーン』のファンクラブに入り、『TOTO』や『フォリナー』などのAOR(アダルトオルタナティブロック、名前の通り大人向けのムーディーな曲が多い)にも手を伸ばしている。
折角日本に来てくれるのだから是非とも生で聴きたいが、世界的ロックバンドともなるとかなり難しいし、何より金がない。仕方ないので来日記念に放送されるMV集でも見ておこう。もしくは近所でライブしてくれることを少しだけ期待しておこう。
果たして、日本にやってくるギタリストはジョンなのだろうか。最近彼の姿を見たが、また突拍子もないこと言ってメンバーチェンジとかしてないだろうか。

p.s.
ロックンロールの「ロック」は揺れる。「ロール」は転がるの意。
あらゆる音楽のジャンルのなかでもロックは一番バラエティー(?)に富んでいる。定義もあいまいである。
ポップとロックの融合、クラシック、オーケストラ、民謡など色々あるので、あいみょんの「君はロックを聴かない」には小首を傾げてしまう。

文章:ぴえろ

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