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海外のニュースから、筆者が気になったものをピックアップしてわかりやすくお届けするシリーズです。
第二十四回は、「バリ島に避難するロシア人とウクライナ人」と題してお送りします。
ロシアによるウクライナ侵攻により、インドネシアに避難したウクライナの人々がいます。
しかし、インドネシアには親ロシア的な政権があり、以前から高度な技術をもつエンジニアなどがロシアから多数移住しており、すでにコミュニティを形成していました。
あるロシア人は、プーチンによってロシアは経済成長をとげて仕事の面でも恵まれるようになったとして、自国の独裁者を非難しません。それどころか、ウクライナの指導者であるゼレンスキー大統領を口汚く罵ります。
避難してきたウクライナの人たちからすれば、自分たちを受け入れてくれたインドネシアには感謝するけれども、そこにロシア人たちが多くいることで複雑な感情を抱くようです。
インドネシアとしてみれば、自国が潤えばべつに何でもいい、という態度のようです。
働く場所に左右されない高度人材が、悲惨な場所から逃れて楽園を目指す。
その楽園で、もとからあった争いが再現されてしまうという悲劇が起きています。
文章:増何臍阿