雑学

踏切の遮断機はどうして「黄色」と「黒」?

 

 

踏切の遮断機は「黄色」と「黒」のしま模様ですよね。

なぜ「黄色」と「黒」なのでしょう。

 

実はこの「黄色」と「黒」の組み合わせが、もっとも視認性が高い色の組み合わせと言われています。

視認性とは、遠くからの見えやすさを表すものです。

 

踏切は危険を知らせるために遠くから見えなくては意味がないのでこの組み合わせになっています。

 

では、なぜ「黄色」と「黒」の組み合わせが遠くから見えるかというと、

「黄色」は進出色で後退色の「黒」と組み合わせる事で、色の前後差が大きくなるからです。

 

進出色とは近づいて見える色で、後退色は遠くにあるように感じられる色の事です。

例えば、ジュースの缶で「黄色」と「黒」の缶が、どちらも同じ距離に置いてあるのを、

少し離れている所から眺めたとしたら、

「黄色」の方が近くに置いてあるように見えるわけです。

 

「黄色」と「黒」という組み合わせは前後の差が大きく「黄色」をより強く認識させる事が出来る分けで目立ちやすいのです。

 

子供用の「黄色」の傘も近づいて見える事を意識したものなのでしょうね。

 

文章:エムユー

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