3年ぶりに姉夫婦の家に泊りに行った。
姪っ子も8歳になっていた。
『以前のように私に懐いてくれるかしら?』
という心配もよそに、姪っ子は私との再会を大はしゃぎで喜び「今晩一緒に寝ようね」とまで言ってくれた。
姪っ子の遊び相手をした後、姉たちとの話は尽きることなく、夜遅くまではずんだ。
そろそろ寝ようとお化粧を落とし、お布団の敷いてある部屋に入ると、すでに姪っ子が寝息を立てていた。
私は姪っ子と同じ布団に入り、眠りについた。
そして朝。
「オバケがいる!」
部屋の外で姪っ子の大騒ぎする声で、私は目を覚ましたのだった。
文章:百百太郎
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