サスペンス・ホラー

怖い話『小さな靴下』

 

車の後部座席に、赤ん坊用の小さな靴下があった。

誰かがイタズラして投げ入れたか、風に飛ばされて飛び込んできたか?ってとこだろう。

 

よく考えないまま、ポイっとゴミとして処分した。

 

後日、友人から

 

「この間、女の人乗せてたじゃん?あれ、何だったの?」

 

と聞かれた。

 

「何それ?見間違いじゃないの?」

 

「いや、後部座席に乗せてたでしょ?赤ん坊抱いた白い着物の女の人」

 

いつの間にやら親子の幽霊が乗り込んでいたらしい。

 

あの靴下、もう捨てちゃったんだけど・・・、あとで「わたしの赤ちゃんの靴下返して~~~」って来たらどうしよう?俺、憑りつかれて殺されるのかな?

 

文章:百百太郎

 

画像提供元 https://visualhunt.com/f7/photo/50607311778/cd3c54bf3e/

関連記事

  1. 怖い話『プールの更衣室での出来事』
  2. 怖い話『知らない親戚』
  3. 怖い話『深夜のコンビニバイト』
  4. 怖い話『散らかすな!』
  5. 怖い話『仏間の少女』
  6. 怖い話『ボンネットの女の子』
  7. 怖い話『テレビの前の子供』
  8. 怖い話:『走る男の子』

おすすめ記事

予定を入れよう

皆さんは、毎日が楽しいですか?楽しんでいますか?「毎日、仕事で疲れてしんどい」、「悩…

支援者から虐待されていると思う利用者は多い

  yahoo知恵袋の質問サイトにおいて、支援者からいじめに遭ったと感じている利用者…

関取昇進の明暗を分ける番付半枚の差

 相撲協会の内規では、「幕下十五枚目以内で全勝した場合は優先的に十両に昇進」と定めら…

踏切の遮断機はどうして「黄色」と「黒」?

踏切の遮断機は「黄色」と「黒」のしま模様ですよね。なぜ「黄色」と…

自分を基準にしたことは人の心に響かない

 人に対して、「よくできる」、「きみはどうしてできないのか」、「若い」、「年を取って…

新着記事

PAGE TOP