「忘恩は人間があえて犯すことのできる最大の犯罪である」(出典:ホセ・ルイス・サルセド=バスタルド『シモン・ボリバール』水野一監訳、春秋社)
とあります。
また、様々な先人も忘恩に対しては戒めの言葉を残されています。
直接的にお世話になった方には勿論、生きていること自体にも、いろいろな方や万物からの恩恵にも思いをはせれば感謝の念が、自然と溢れてきます。
仏典に「仏法を学せん人、知恩・報恩なかるべしや。仏弟子は必ず四恩をしって知恩・報恩をいたすべし。」とあります。
恩を知ること、その恩に報いることが大事であると。
また、仏典に「不軽菩薩の人を敬いしは、いかなることぞ。教主釈尊の出世の本懐は人の振る舞いにて候いけるぞ。」とあります。
「不軽菩薩が人を敬ったことには、どのような意味があるのだろうか。釈尊がこの世に出られたのは、人として振る舞う道を説くことである」という意味です。
誠実には誠実に、まごころにはまごころで、気遣いには気遣いで、接しなくてはならないと感じています。
人間的に成長していきたいと思います。
恩を知り、恩に報いていきたい。
当たり前のことなんて何一つない。
そう思います。
人としての振る舞いを、今一度自分に対して見つめていきたい。
恩を忘れないように。
文章:シャーペン
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