福祉・医療

発達障碍は社会全体から嫌われるわけではない

 

  発達障碍者は90パーセント以上に煙たがれ、10パーセント未満の人に支えられながら生きている。そういった人が多いのではなかろうか。

 

 発達障碍は基本的な社会ルールを理解できない変人ゆえに、クラスメイトの大多数の人から嫌われる。いじめに遭う、社会的奴隷とみなされる経験をした人も少なくないのではなかろうか。心が崩壊し、ひきこもりになってしまった大人もいるかもしれない。

 

 大多数から嫌われていたとしても、本当に支えてくれた人がいるのも事実。そういう人を見落とさないように留意しよう。全員からマイナス評価を下される人間は誰もいない。マイナスばかりにとらわれていると、最大の好機を逃しかねない。

 

 発達障碍をプラスに感じる人は、どんなことがあっても仲間でいてくれる確率が高い。マイナスの部分を曝け出しても、良い部分を認めてくれようとする人材は非常に貴重だ。そういう人と交友関係を築けるように努力をしてみてはどうだろうか。

 

 発達障碍に生まれると、どうしてもマイナスに目がいきがちとなってしまう。そうだとしても、プラスの経験もきっとしているはず。そのことを胸に秘めながら、一日一日を生きていると、人生を好転させることに繋がっていくのかもしれない。

 

 発達障碍であっても、生きていてよかったと思える人が一人でも増えることを願ってやまない。

 

文章:陰と陽

 

関連記事

  1. 適切な支援をする難しさ【障碍者編】
  2. 障碍者は職場で支援員(健常者)と親しくするのは難しい
  3. 精神安定剤のリーゼを減薬する方法
  4. 視覚障碍で事務職を目指す事業所がある
  5. 発達障碍で障碍者手帳を取得するまでのプロセス
  6. 23年間、精神科に入院した男性が就職
  7. A型作業所を社内に作る企業が増えつつある
  8. 短編小説 : 『縮まらない距離』
PAGE TOP