プロデビューをする一部の棋士は、フリークラスに編入されることになります。フリークラスでデビューするメリット、デメリットを書いていきます。
メリット プロデビューできる
プロにならなければ、棋士として収入を得ることはできません。フリークラスであったとしても、プロデビューできるのは大きなメリットです。
フリークラスでプロ入りしたあとに、一定の成績を収めることによって、C級2組に昇格することができます。実力さえあれば、這い上がることが可能です。
デメリット1 身分が不安定になる
10年もしくは10年半以内に一定の成績を残せなかった場合、フリークラスの規定により引退扱いとなります。C級2組のプロとしてデビューした棋士よりも、不安定な立場で将棋を指すことになります。
デメリット2 収入が少なくなる
フリークラスの棋士は、基本給などが低めとなっています。収入が少ないというデメリットがあります。
フリークラスでデビューできる権利を行使しなかったのは一人だけ
フリークラスでプロ入りする権利があるにもかかわらず、プロにならなかったのは一人(佐藤天彦九段)だけとなっています。身分が不安定になったとしても、棋士になるメリットの方が大きいのかもしれません。
文章:陰と陽
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