自己をありのままに受け入れよう、そして「他者信頼」、「他者貢献」へ
「『精神科医が見つけた3つの幸福』樺沢紫苑著」を参考にしながら
はじめに
自分のことを嫌いだと思う人は、かなりいるのではないでしょうか?
自分の欠点やコンプレックスや短所などを気にして自己卑下してしまうという心理です。
自分を嫌うのは、自分を敵にして自分の味方にならないという事で非常に辛く苦しい状態になります。
それではあまりにも自分がかわいそうです。
自分に対して厳しく、そして見放してしまえば、それは地獄です。
せめて自分にだけでもあたたかく、やさしくいたわってあげてください。
できない自分をありのままに受け入れる、それが「自己受容}です。
善悪両面
また、善悪両面を持ち合わせているのも人間です。それを否定すれば「自己否定」になります。
「自己否定」からは何も生まれないと思います。善悪両面を持つ自分を認識する事
それが「自己受容」になると思います。
悪を許すというのではなく、悪の命が自分の中にもあるという事実を認めることです。
無条件の「他者信頼」、「他者貢献」
はじまりは、まず「自己受容」からです。
そして無条件の「他者信頼」へ進み、次に「他者貢献」へ進む。
「無条件に相手を信頼しろ」、「見返りを求めずに他者貢献しろ」と言われても、かなり抵抗感があると思いますが、心理学者のアルフレッド・アドラーが明確な答えを出しています。
また、相手がどのように思おうが、「一方的な信頼」「一方的な親切」でもオキシトシンというホルモンが分泌されて、幸福感が得られるという事が分かっています。
最後に
「一方的な親切」では、ありがた迷惑という事もあります。
そこで「対話」と相手の立場に立つ「智慧」が必要ではないかと思います。
仏典に「『喜』とは、自他共に喜ぶことなり」、「自他共に智慧と慈悲と有るを、『喜』とは云うなり」とあります。
なので、「智慧」と「思いやり」両方必要ではないかと。それも自他共にです。
「自己受容」し、そして「他者信頼」、「他者貢献」して共々に幸福になりましょう。
文章:シャーペン