人生

日本人は答えがなければ動けない

 

 職種によって求められるものは大きく異なるものの、答えのあることに対して動く部分については同じです。それゆえ、正解のあるものに対する能力は上昇していきます。

 

 一部においては、求められるスキルが全く違います。他人の心をケアする、部下や同僚を気遣う、障碍者支援員などは正解がないものと向き合うことになります。それゆえ、他業種には必要ないスキルを求められます。それにもかかわらず、他の仕事と同じように扱っている人があまりにも多すぎます。答えのないものを、型に当てはめようとするのは違うのではないでしょうか。

 

 答えのあることばかりに力を入れてきたからか、正解のわからないものに対してはさっぱりという印象を受けます。どのようにしたら、こんな考え方に行きついてしまうのかなと思うことは少なくなりません。ひどい場合、発言したことの全部が外れているケースもあります。障碍者が空気を読むのを苦手としているといわれるけど、一般人の感性の悪さも引けを取っていません。

 

 答えのあることばかりを教育していては、お金以外に価値のない人間があふれかえることになってしまいます。答えのわからないものに対する教育をしていかなければ、他人を本当の意味で救える人間というのは現れることはないでしょう。

 

文章:陰と陽

 

画像提供元 https://foter.com/f6/photo/664130/4e22093400/

 

関連記事

  1. 人で一番大事なのは共感
  2. 日本人は他人に求めすぎる
  3. 他人のためになることのできない、人間の特徴
  4. 運は努力で引き寄せる
  5. 金、権力で他人の心を掴んでいるふりを演じる
  6. わずかな人間の悪事で社会は窮屈になる
  7. 人間は発言と行動が一致しない生き物
  8. 自分の特性を理解しよう

おすすめ記事

『一日一日』

今が楽しいと思う。だから頑張れる。一日一日を…

『君よ、負けるな』

君よ、負けるな。苦しいことがあっても辛いと思うことがあっても断じて負けてはな…

アンダース・エリクソン、ロバート・プール『超一流になるのは才能か努力か? 』文藝春秋

アンダース・エリクソン、ロバート・プール『超一流になるのは才能か努力か? 』文藝春秋…

上司の90パーセントは部下のやる気を下げる天才

 「上司は部下のモチベーションを下げる(やってほしくないことばかりする)ことしかしな…

【4コマ漫画】カエルと少年 第六話『なにが育つかな?』

『なにが育つかな?』漫画:こばまき&nb…

新着記事

PAGE TOP