革靴を食べる行為の是非はともかくとして、本来の用途に適した使い方をすべきだということを前提にして書いていますが、調べると、たしかに食べることができる革靴もあります。
革靴を食べる危険性と経済性
芸能人格付けチェック最終問題の豚革靴は食べても安全です。
しかし食べる事が出来る革靴は、「タンニンなめし」をした革靴でないといけません。今現在の革のなめし方は、クロムなめしが主流でクロムなめしは人体に有害なので食べることは出来ません。そして、タンニンなめしの靴は、高級品で高価なため、いくらテレビの企画でも無駄遣いが過ぎる不謹慎ネタでした。
メディアの露出頻度と責任問題
メディアで革靴を食べるシーンがあるのはチャップリンの『黄金狂時代』と『探偵ナイトスクープ』で、「フェラガモ」のタンニンなめしの靴、約12万円を食べると、今回を入れて3例ぐらいしかありません。
今回の視聴者の大多数がチャップリンの『黄金狂時代』や『探偵ナイトスクープ』で革靴を食べるシーンを知らないので、インパクトは大きかったでしょう。インパクトが大きかったので、Youtuberが再生数を稼ぐため、安易に真似をしたりお調子者が真似をしたりして、クロムなめしの靴を食べて健康被害が出た場合、テレビ局が非難を受ける可能性があるのですが、テレビ局は責任が取れるのでしょうか?
テレビ局やマスメディアは、社会の公器と自称しているので、それに見合った立ち振る舞いをしてほしいところです。
革靴が食べたくなったら
止めるべきです。調理すれば食べられるタンニンなめしの革靴は、取扱店が少なく手に入れるのが大変です。タンニンなめしをしているので、タンニンの渋みのせいで不味く、食べられる柔らかさまで煮ることは大変です。
食品でもない物を食べたくなるのは、『異食症』という『摂食障害』の1つの可能性があるので精神科に行くことをおすすめします。
食べるなら、豚の皮つき肉を中華料理の『トンポーロウ(東坡肉)』や、琉球料理の『ラフテー』や長崎料理の『東坡煮』などを食べる方が美味しくて幸せになります。
文章:北山南河
画像提供元 https://foter.com/f6/photo/6512177175/f78e6509a8/
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