福祉・医療

障碍の種類によっては、障碍者枠であっても応募できない

 

 障碍者枠は障碍者手帳を所持していれば応募できるわけではない。今回はそのことについて記載する。

 

 ハローワークの専門援助部門に、聴覚障碍者の人が足を運んでいた。目的は企業に応募するためだった。

 

 専門援助部門の人が、志望者の障碍についての説明を行っていた。詳しいことは聞いていないのでわからないけど、耳が悪いという話だけは伝わってきた。

 

 数分のやり取りのあと、企業側からは「応募自体をお断りする」という返事をされていた。障碍者枠であるにもかかわらず、すべての人を受け入れていないことに衝撃を覚えた。配慮で対応できない方については、厳しいのかもしれない。

 

 聴覚障碍を対象にしたものの、知的障碍もターゲットになりやすいと思われる。知的障碍者は能力が低いため、一般の人よりもできることは少ない。企業への応募自体が厳しくなることは充分に起こりうる。

 

 障碍者枠であっても、程度によって区別される。ハローワークでの出来事は、現実の厳しさを大いに感じさせるものだった。

 

文章:陰と陽

 

画像提供元 https://foter.com/f5/photo/17292523462/0abb3e50a1/

関連記事

  1. 障碍者支援とは障碍者を論評するだけの場になってしまっている
  2. 誤魔化しながら継続していく障碍者支援
  3. 障碍者種別を限定することによる当事者へのメリット、デメリット
  4. 福祉事業所(A型事業所、B型事業所)の通所をやめるタイミング
  5. 第三者のために力を尽くしても認められない
  6. 年収204万以上であった場合、就労定着支援も利用料がかかる
  7. 支援機関は一部の障碍者の人間性を否定する場所
  8. 支援員に過度な期待をしてはいけない
PAGE TOP