福祉・医療

就労移行支援を在宅で行う事業所が増えている

 

 就労移行支援事業にて、在宅訓練を行う事業所が増えています。

 

 在宅のメリットとして挙げられるのは、自分のペースで作業できる、対人関係を苦手としていても問題ないことです。発達障碍などで他人と合わせにくいタイプには、作業しやすい環境となるのではないでしょうか。

 

 メリットだけではなく、デメリットもあります。マイナス要素として真っ先に挙げられるのは、就労移行のサービスを利用するために、インターネットの接続費用などを負担しなければならないことです(事業所なら無料で済む)。電気代もかかるため、出費は確実に増えます。

 

 事業所によってはパソコンも自費購入となる場合もあります。金銭に余裕のない人にとっては、利用しにくい環境になっているのは間違いないでしょう。就労移行では原則としてお金はもらえない(一部で例外あり)ため、インターネット、パソコンの負担は重くのしかかることになります。

 

 在宅におけるメリット、デメリットを比較検討しつつ、通所する就労移行支援事業所を決めてみてはいかがでしょうか。自分にとって適切な環境で訓練を積むことにより、一般就職の道を切り開けるように思います。

 

*これからどんどん多様化していくと思われるので、就労移行選びは慎重に行いましょう。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 交通費を全額負担、資格試験は無料の就労移行事業所の紹介
  2. よさそうだけどよくないもの
  3. 配偶者のいる障碍者はA型作業所、B型作業所、就労移行などを利用し…
  4. 支援者と知的障碍(発達障碍)は見ている世界が違う
  5. 利用者に暴力をふるう前に介護職をやめるべき
  6. 兵庫県で条件付きで、フルタイム勤務可能なA型事業所の紹介
  7. メンタルヘルスの本の出版に携わるA型作業所
  8. 豊富なプログラムを組んでいる、就労移行支援事業所(工賃も支給)

おすすめ記事

二人が織りなす“ハーモニー”デュオの魅力について

歌手はソロやグループなど活動の仕方って様々ですよね。筆者は中でも、二人組いわゆる“デ…

A型作業所を社内に作る企業が増えつつある

 従来のA型作業所は施設内にて、障碍者同士で勤務するというのが主流だった。作業も小学…

特別支援学校に通うメリットとデメリット

  障碍者にとって「支援学校」、「一般学校」にどちらに通うのがいいのだろうか。特…

コロナを悪意で撒き散らす人間は逮捕、収容してほしい

 コロナウイルスが蔓延しているにもかかわらず、福岡県のキャバクラで集団感染したという…

読書の秋ですね

なあに、ちょっとした致命傷だ(挨拶)。と、いうわけで、フジカワです。朝にヒゲを剃って…

新着記事

PAGE TOP