福祉・医療

A型、B型作業所から一般就労しようと思う利用者が取る行動

 

「A型作業所、B型作業所の就職率はかなり低い」というテーマで、A型作業所、B型作業所の就職率の低さについて触れました。今回はその中で、どのようにすれば就職に繋がりやすいのかを書いていきます。

 

 筆者としては、A型作業所、B型作業所と就労定着支援を併用している事業所をお勧めしようと思います。どうしてそのようなことをいうのかというと、就労を前提としたサポートを行おうとしているからです。就労定着支援は就労後のサービスであり、就職者を出さなければ提供する必要はありません。

 

 関東から北海道までの事業所を閲覧した感想を書かせていただきます。A型作業所もしくはB型作業所と就労定着支援を併用している事業所はほとんどありません(就労移行を同時に行っている事業所は省く)。就職者を出さないのですから、サービスを提供する意味は皆無です。

 

 A型作業所、B型作業所を利用する前に、「就職率はどれくらいですか」とストレートに聞くとよいでしょう。70~80パーセントの作業所の就職率はゼロパーセントであるため、言葉に詰まった時点で一般就職できない(させていない)と判断しても構いません。(運営を始めたばかりの事業所は例外)

 

 最低賃金を保証されているA型を利用しながら、一般就労を目指したいという利用者もいると思います。就職支援、就労定着にどれくらい力を入れているのかということに、意識を持っていくような心がけが重要です。企業の意識次第で、あなたの人生は大きく変わることとなるでしょう。

 

*一般就労できるにもかかわらず、支援者の巧みな言葉に操られているB型作業所の利用者は少なくないと思います。自分のためになることだけを考えて行動するようにしましょう。 

 

文章:陰と陽

 

 

関連記事

  1. 支援者と知的障碍(発達障碍)は見ている世界が違う
  2. A型で在宅勤務を取り入れている作業所もある
  3. 自分にあったデイケアを見つけよう
  4. 薬の服薬、サプリメントの摂取はなるべく避けよう(実話含む)
  5. 樺沢紫苑著『精神科医が教える病気を治す感情コントロール術』あさ出…
  6. 企業は障害者雇用を本当はしたくない
  7. 統合失調症という病について
  8. 障碍者枠で働いている人に対する一般人の評価

おすすめ記事

介護殺人について

介護疲れによる殺人を耳にする機会があります。どうして起こるのかを想像で書いていきます。体力、メン…

一人の若者が太宰治について思うこと

最初の印象幼いころに刷り込まれた太宰治という作家の印象はネガティブなどのマイナス…

京阪電車では8000系快速急行が走っていたことがある

 京阪電車では2011年5月のダイヤ改正から、2016年の3月にダイヤ改正を行うまで…

JR西日本限定クラフトビールの紹介

 JR西日本の駅構内コンビニ、キオスクでしか買えないクラフトビールの『酒米ビール』と…

小説:『純喫茶』

そこだけが時代の流れに取り残されたかのような場所だった。空を見上…

新着記事

PAGE TOP