福祉・医療

地域相談支援で唯一役立つこと

 

 障碍者支援の一環として、地域相談事業があります。就職、生活といった部分を支援していくための期間です。

 

 名目上は障碍者の生活を応援するための期間ですけど、当事者のためになっているのかなと疑問に思います。障碍者の度合いが強くなればなるほど、そう思う人は増えていくでしょう。筆者は一度も心から分かりあえたと思うことはありません。

 

 日常の交友関係であるなら障碍を理解してほしいとはいいません。普通に接してもらえれば充分です。その中で受け入れられる人と一緒になればいいと思います。

 

 障碍者定着支援は障碍者支援の一環です。障碍についてパーフェクトに理解する必要があるのではないでしょうか。利用者に欠点を直せというだけの支援機関なら、存在意義は皆無です。

 

 生活サポートについても、デイケアの職員などが行います。地域相談事業の関係者は電話を回すにとどまります。手続きを複雑にするため、簡略化してしまったらよいと思います。

 

 後天性の障碍者(健常者に限りなく近いタイプ)は自分の力で生きていけるし、先天性は必要とするサポートを受けられません。障碍者定着支援と名前はついているものの、基本的に誰も助けられていないことになります。

 

 就職支援についても、健常者同士の会話で終わります。障碍者の苦しみは届くことはありません。

足を動かしてもらっている人にいうことではないけど、意味を全くなさないと思います。

 

 唯一役立つ情報となるのは、障碍者の働いている光景、どのような人材を求めているのかを聞けることです。ここについては有用に活用してもいいのではないでしょうか。

 

 企業と接していることによる生の情報を得るためだけに通う、障碍者はそういう割り切り方をするしかないのでしょうか。地域相談支援は一つの役割を担うためだけに存在する組織なのかもしれません。

 

*健常者に障碍者の気持ちはわかりません。

 

文章:陰と陽

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