就労

在宅勤務のメリット、デメリット(部下にプラス、上司にマイナスの大きい制度なのかもしれない)

 

前回は在宅勤務に向く人、向かない人についてとりあげました。今回はメリット、デメリットの観点から見ていきたいと思います。

 

 在宅勤務のメリット

 

・上司に束縛されない

 部下側からの意見といえます。会社の上司はどういうわけか癖の強いタイプが多いです。ストレスのたまりやすい人間から解放されることは、大きなメリットになるのではないでしょうか。

 

・同僚に気を使わなくて済む

 会社では同僚との付き合いで余計な神経を消耗します。それをしなくてもよいというのは、メリットになりうるのではないでしょうか。

 

・昼休憩が自由(本来の休みを取れる)

 会社の勤務ではできないことを行え、リフレッシュに優れています。社内の休憩の何倍も心を癒すことにつながります。

 

・通勤時間の節約

 通勤時間を節約できるのは大きいと思います。社会人の一部には片道通勤2~3時間という人も含まれます。

 

・仕事中に休息を取りやすい

 監視されていない環境下なので、一息つきやすくなります。適切なリフレッシュを行うことで、仕事の効率を上げることに繋がります。

 

・子供の面倒を見るのに適している

 コロナウイルスで子供をリスクの高い施設に預ける、親御さんもいると思います。そういう人たちにとっては安心できる制度になるかもしれません。

 

 在宅勤務のデメリット

 

・部下の体調を把握できない 

 上司には部下の体調管理適切にを行う義務があります。在宅ではそこのところを把握できず、大事に繋がるリスクもあります。(現在にたとえるなら、コロナを発症していても在宅ならわからない)

 目の前できっちりと体調管理をさせる観点から、在宅を取り入れるのに消極的な会社も含まれていると思われます。(自宅で死亡した場合の補償などでもめかねないし、自身の責任問題につながりかねない)

 

・個人情報の漏洩の観点

 お客様から大事な個人情報を預かっている会社では、在宅勤務をすることによって流出につながるリスクは高くなります。

 流出の許されない個人情報を扱っている場合、在宅勤務は取り入れるのは難しいでしょう。

 

・仕事が複雑な場合、確認に時間を要する

 複数人の人間に連絡を取らなければならない仕事では、効率よく薦めることは難しくなります。緊急時に対応してもらえない状況は、仕事が1~2日程度ストップする恐れもあります。 

 会社ではここのところを気にして、在宅勤務を導入しないところもあるのではないでしょうか。

 

・部下が仕事を怠けていても、上司側から把握しにくい

 自宅勤務ゆえに、手を抜く社員は一定数は現れます。総合的にマイナスとなることはあり得る話です。在宅勤務可能な職種にもかかわらず導入しないのは、部下の効率ダウンを懸念するのもあるでしょう。

 

・生活リズムの乱れ

 通勤などがなくなることにより、不規則な生活を送りやすくなります。体内時計の乱れによって、心身に不調をきたす人もいると思われます。

 

・身体がなまってくる

 運動しないことで、体力の劣化などにつながっていきます。

 

・身内の迷惑になるリスクをはらむ

 自宅にとどまることによって、普段にはないトラブルに見舞われることもあるでしょう。

 

*在宅勤務は総合的(一部例外あり)に部下にメリット、上司にはデメリットしかないシステムなのかもしれません。

 

文章:陰と陽

 

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