コロナウイルスの影響を受けて、病院の受診なしで薬を処方してもよいという措置が期間限定で取られるようです。
日本では法律で受診なしの処方が禁じられていましたが、コロナウイルスの影響を受けて一時的にルール解禁に踏み切りました。外出を控えることで、コロナウイルスの広がりを防ぐ目的があると思われます。
処方なしで薬をもらうためには、以下の手順を踏む必要があります。
・患者が病院に連絡する(コロナの疑いがない、症状が安定していること、継続的に薬を処方されていることなどが必須)
・病院から薬局にfaxが届けられます。(患者が挟まっていてもよい)
・薬剤師から宅急便もしくは自宅訪問で薬が届けられる。
会社帰りで通院の時間を確保しにくい患者にとっては、大きなメリットになりえます。病院にかかることなく、簡単な手続きで薬の処方が実現すれば、仕事終了後の負荷を軽減することができます。
地方の人間に対する救済にもなりうるでしょう。田舎では病院に行きつくまでに、1時間以上かかることもあります。そういった人たちに宅急便で処方が届けられるようになることで、移動の手間を省けるようになります。都会では診察に対する待ち時間が主流ですけど、地方では移動の往復による比率が高くなります。
全ての病院で適用できるわけではないことは、留意が必要かなと思います。歯科医で薬をもらうだけというわけにはいきませんし、身体の手術の場合も足を運ぶ必要があります。直接的な加療を必要とする人たちにとっては、これまでと変わらない生活を送ることになりそうです。
宅急便で薬を送付することに、対応していない病院も考えられます。この場合は通院するしかなさそうです。どの病院が、新制度を適用しているのかをあらかじめ調べておきましょう。
病院に通院しなくとも薬を処方される。一般に支持されれば、オンラインによる処方箋が可能になる時代が到来するかもしれません。コロナウイルスは革新的なシステム導入に一手を打つことになりそうです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200323-00010952-bengocom-soci
©コロナ問題を機に「薬をもらうためだけの病院通い」が終わる可能性 一時的な規制緩和実現(弁護士ドットコム) – Yahoo!ニュース
文章:陰と陽