日本では冬至に柚子を入れる習慣がある。どうしてこのようになったのかを以下に示す。
冬至に柚子を入れる理由
冬至は一年で一番昼が短いため、死に近い日であると考えられていた。強い香りで邪気を振り払うために、冬至に柚子を入れる。
一陽来復(冬至を境に運気を上昇させる)前に柚子湯に入っておくことで、運気を上昇させるため。
融通の利く冬至=柚子の効く冬至という語呂合わせ。
柚子湯に入ることで、一年間風邪をひかない。
長年の苦労が報われますようにという願いが込められている。
*柚子湯の習慣が始まったのは江戸時代といわれている。
柚子湯の作り方
- 柚子を5~6個、丸ごとお風呂に入れる。(個数は人によって変わる)
- 輪切りや半分にカットしてお風呂に入れる。
- 2の状態で袋に入れる
1~3のうち好みの方法を選ぶとよい。なお、自分で用意できない場合は、柚子湯を用意している銭湯を利用してもよい。
お風呂に柚子を入れる効果
乾燥肌の防止、老化防止、肌を守るバリアを作る、疲労回復、血行の改善、ミネラルの吸収を促進
風邪の予防、冷え性、神経痛、腹痛などに効果があるとされている。
普段は柚子湯に入っていないという人も、今年は入ってみてはいかがだろうか。
文章:陰と陽