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おすすめのネットフリックスオリジナル作品(その2)

出典:© 2024 NETFLIX

映画大好きオノマトペです。

今回もネットフリックスで配信されているオリジナル映画を紹介したいと思います。

今回紹介する作品は『オクジャ/okja』です。

オクジャ/okja

 

2017年 韓国/アメリカ 監督:ポン・ジュノ

あらすじ

韓国の田舎町で、優しい心を持つ巨大生物オクジャと共にくらしてきた少女。

しかしオクジャがある企業の計画のために突然米国へ連れ去られ、その穏やかな生活は失われる…

本作は第70回カンヌ国際映画祭でネットフリックス配信作品として初めてメインコンペティション部門に出品され、パルム・ドールを争った作品のひとつです。

その後、監督は2019年に『パラサイト半地下の家族』で最高賞となるパルム・ドールを受賞していて、実力のある監督だということがわかりますね。

高い評価を受けているから面白い!というわけではありませんが、この『オクジャ/okja』をおすすめしたい理由があるんです。

影響を受けた日本作品の存在

出典元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

この『オクジャ/okja』はあらすじにもある通り、冒頭は自然豊かで穏やかな田舎町からはじまります。青々とした緑や、川のせせらぎ、その美しい世界の中で生きている少女とオクジャ。

これなにかに似ていると思いませんか?

実はポン・ジュノ監督は本作の自然描写は宮崎駿監督作品に影響を受けていると公言しています。僕もこの冒頭をみたときは『となりのトトロ』を思い出しました。

物語が進むにつれ、豊かな大自然から一遍、大都会へと場面はかわります。

この幼い主人公が自然の生活からテクノロジーに触れる展開は『未来少年コナン』ぽいですよね!

そして監督はほかに押井守監督作品をイメージした描写があると言っていて、日本映画・アニメが好きなことがわります。

しかし日本映画に影響をうけているだけが魅力ではないんです。

艶と黒

日本作品に影響を受けながらも韓国映画らしい映像表現が取り入れられています。それが、艶のある映像と深い黒の表現。

韓国映画の特徴として、復讐をテーマにした作品が多く、この「艶と黒」の表現がよくマッチします。本作もこの表現によって、明るく楽しい冒頭から、恐ろしく凶悪な展開へと変わっていく温度差に違和感がないよう、うまくブレンドしていると感じました。

特にポン・ジュノ監督は深みのある黒の表現が上手いといわれており、吸い込まれそうな底が見えない黒があることで、そのほかの色彩が鮮やかに見えますし、光沢感のある艶やかな映像も黒を引き締めます。

しかしこの映像表現は癖があり、テーマも暗いとなると、苦手に思う方も多いようです。

傑作といわれる韓国映画がたくさんありますが、すこし不安と思う方には『オクジャ/okja』はちょうど良いと思います。

そして『オクジャ/okja』を観て、ハマったら、ほかのポン・ジュノ作品をはじめ、そのほかの韓国映画を観始めるのも良いと思います!

 

文章:オノマトペ

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