コラム

障碍者枠で仕事しても、病気に対する配慮は得にくい

障碍者枠で就職したのに、配慮を受けられないと思っている人はいませんか。どうしてそうなるのかを書いていきます。

障碍(他人の病気)はそもそもわからない

障碍名や障害特性などを伝えられても、名前くらいしか理解できません。どのような症状なのか、どういった配慮を必要とするのかはピンとこないでしょう。

会社でできることは、業務量を減らすこと(勤務時間の調整)、通院をしやすくする環境を整える、音を気にする人に別の部屋を用意するといったことくらいです。配慮しているとはいっても、不十分な印象はぬぐえません。

「くも膜下出血」、「すい臓がん」といった重病にかかった人と会ったことがあります。苦しそうなことはわかっても、どのように苦しいのかはわからないです。病名を知ることについては、ほとんど意味を成しません。

障碍者であっても同じように仕事をすべきという考え方が根本にある

日本人は同調圧力が強く、同じようにすべきという考え方が根付いています。障碍者であっても例外はなく、同じように働くことを求められる会社も存在するかもしれません。

最後に

障碍者枠で入社しても、必要な配慮を得られるとは限りません。短期間でやめないためにも、病気に対する配慮のある会社なのかを調べておくとよいでしょう。(以前に辞めた会社では、かなり精度の高い情報が書かれていた)

https://visualhunt.com/f7/photo/50910101616/978828f9d1/

 

陰と陽

関連記事

  1. 叔父の孤独死
  2. ショートショート『無謀なチャレンジ』
  3. おすすめ映画
  4. あなたの一番好きなことは何ですか?
  5. 小説:『出会いはどこから転がり込むかわからない 上』
  6. 障碍者にとって一般枠、障害者枠のどちらであっても厳しい
  7. ショートショート『天才を採用した末路』
  8. 障碍者割引対象外の映画もある

おすすめ記事

『何も手につかない』―誰にでもそんな時はある―

頭が痛すぎて…集中できない。辛い。&nb…

京阪電車のプレミアムカーとJR西日本のAシートの違い

 京阪電鉄が2017年8月20日に、有料座席となるプレミアムカー(ライナーを含む)を…

仕事の縁はどこで生まれるかわからない

出典:Photo credit: blavandmaster on VisualHuntクラウド…

障碍を持っている人が、言われるとつらいこと

 障碍を持っている当事者が、健常者からいわれると一番つらいのは、次の発言である。…

ネコに与えてもよい果物

 今回はネコに食べさせても良い果物について取り上げていきます。与え方を間違えると病気…

新着記事

PAGE TOP