プライド、というものは大事ではあるものの、時々邪魔になるのが難しいですね(挨拶)。
と、いうわけで、フジカワです。
仕事場では禁煙ですから、昼休み、僕は外でタバコを吸います。
それはいいのですが、あまりの暑さに猿のような悲鳴を上げたくなる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回の記事は、「意味のないニュースを見た!」とかいった話です。
複雑な人の心理
さて。主に実用書や、自己啓発の本のタイトルで、よく見るパターンがあります。
「○○な人、△△な人」
ずいぶん昔のことですが、「金持ち父さん、貧乏父さん」なんて本もありました。
僕もウラを取ったわけではないので、そこは注釈を入れておきます。
その上で、「対比する構図の提示」。
ないしは、「○○する人は、××です!」などという、一方的な決めつけの文句。
優劣があるなら、自分が優れている方だと思いたい。
決めつけられたなら、自分はそうじゃないと思いたい。
どうも、人ってそういう先入観があるようですね。
いえ、これは、いい悪いの問題じゃないんですよ。
「まず興味を惹く」という点からすれば、理に適っています。
実際、他ならぬ僕が「そう」ですしね。
その前提で
先日のことです。
『iPhoneが高いと思う人は、世界が見えていない』
そんな趣旨の、ネット記事を読みました。
曰く、iPhoneの値段は、日本が世界で一番安い。
例えばトルコなんかだと、倍の値段がする。
それでも日本人には、最新のiPhoneが買えない。
スマホに限った話ではない。
服も、カバンも、靴も、日本の若者は安物を身に着けている。
それどころか、国内メディアの宣伝も、やたらと「激安」を謳う。
日本国民の購買力が落ちている。
日本は「安い国」になってしまった。
内容としては、要するにこういうことでした。
穿ち過ぎ?
そのネット記事には、オチがありませんでした。
よって、読後感の悪さだけが残る結果に。
確かに、最新型のiPhoneは、今の日本人には高嶺の花ではある。
文章の裏に、こう読めました。
「インフラ的ガジェットであるスマホの、国民機種であるiPhoneの最新モデルすら買えないで、仕方なく安価なAndroid端末を買うなんて、どうなの?」
へえ、Androidユーザーをなめてんのか?
それに、僕に言わせりゃ、スマホ「なんか」、耐久消費財です。
持ってせいぜい3~4年のものに、10万円オーバーを払うの?
iPhoneであれ、Androidであれ、できることにさほどの差異はないです。
実用的でさえあれば、iPhoneにこだわる必要なんかないはず。
同時に、「最新のiPhoneでなければならない理由」。
そんなのも、どこにもないはずです。
頻繁にスマホでゲームをするタイプなら、本体のスペックにもこだわりたいでしょう。
しかし、最新のスペックが必須のスマホゲーム、なんてあるのか?
偏見かも知れません。
でも、ゲームを除いたなら、どーせみんな、写真を撮るか、SNSしか使わないでしょ?
だったらなおさら、「最新のiPhoneでなければならない理由」なんか、なくね?
貶めるのが義務?
なるほど、ネット記事に求めるのは間違いかもしれない。
変に読者を(政治的に)アジる(=煽動する)のもダメかもしれない。
ではあれど、「情けない!」と言われるだけ言われる。
そして、具体的な解決策はない。
劣等感だけ突きつけられて、それで喜ぶ人がいるのか?
いたなら、すんげえドMですよ。
ただ、後で知った話なんですが……
このニュースの発信元、とにかく「日本を貶める」方針らしいです。
タチの悪い話もあったもんだ!
もしかすると?
しかし、なにゆえわざわざ、貶めるのか?
人々の劣等感を煽りまくる。
そのことで、意識を改革させる。
あるいは、行動を促す。
そんな意図があるの「かも」知れない。
ただ、仮にそうだったにせよ、多分無駄です。
だって、「行動を起こすのは、めんどくせえ」からです。
記事を読んだ結果に湧き上がるもの。
それは、ぶつけようも、なんなら意味もない、不平不満のみ。
いやあ、ここまで虚しい記事を読んだのも、久しぶりでした。
百歩譲って、読者の溜飲を下げる。
あるいは、マウントが取れる趣旨なら、まだ分かる。
しかし、ただただ「(´・ω・`)ショボーン」とさせるのみ。
……そこに、意義はあるのかい?
みんな、暇なのか?
世間の空気が暗いと、明るい話が求められます。
とは言え、そういう類「しか」存在しては「ならない」ってわけでもない。
理屈は分かるんですが、それでもわざわざ、嫌な気分になりたいんでしょうか?
思っている以上に、世の中、刺激に飢えた暇な人間が多いのかも知れません。
別に、「いかがなものか!」なんて言いませんよ?
つうか、そんなもん、僕ごときに言える道理がない。
それに、世相が暗くても、暗い話の需要はなくなりません。
ただし、個人的にはやけに「表層的」に見える。
「考えることを放棄して、漫然と過ごしているタイプ」
やっぱり、そういう人が多いのかなあ? と、ぼんやりと。
僕とは相容れない、それだけの話です。
いえ、そんな「余裕」のある人が、単に羨ましい。
結局、まとめとしてはこんな感じになると思います。
んじゃまた。
文章:フジカワ