コラム

お父さんは色々とデカい

出典:© いらすとや. All Rights Reserved.

日本では黄色い花が主流だが、その起源は商業目的

お父さんのこと、どう思っていますか?

と聞かれたら、なんと答えればいいのだろうか。

あ、お疲れ様です、だろうか。

母の日に書いたのだから、父の日も書こうと考えたが、なんか全然持ちそうにないな。

ところで、お父さんというのは面白い生き物だと思う。

一家を支える大黒柱の筈だが、家庭内ヒエラルキー最下位で、家庭での実権と財布の中身を嫁に握られてしまっていて、息子には明らかに以前よりも冷たくあしらわれ、どんなに怖い上司には勝てても、嫁や娘には勝てない。うむ、面白い。

そんなお父さんに素直にお礼を言うと、なんか面白くなくなってしまう気が、しないでもない。

お父さん特集、これで終わりでいいかな、っていう目に遭うのもお父さんの特徴かもしれない。

勘違いしないでほしい。筆者は特にお父さんの存在をぞんざいに扱ってなどいない。ちゃんと思い出もある。

あれは確か…、中学生になるかならないかの時だった。

父の日エピソード

クリスマスの少し前、筆者は父にお願いをした、アイスを作れと。

父になる前はその手の会社に勤めていた父。面倒ながらも見事にやってのけてくれた。

その出来事は筆者にとっては自慢話にもなった。うちの父さん、アイス作れるんだぜっと。

それ以降も何度か作れと言ったが、二回程作って終わりだったんじゃないかと思う。アイス以外も頼んでみたが、どれもめんどくさいと言って断られたのだった。

そのうえ、人がシフォンケーキを美味いと頬張っていると、これもめんどくさくて大変なんだぞ、と作り方を言って横槍をいれてくる。

その度に筆者は言うのだった、誰も何も言ってないし。

と、まあこんな感じだ。おかしいな。

興部牛乳を100%使った濃厚ソフトクリームになるかと思っていたのだが、部長の頭以上に薄いエピソードになってしまった(興部牛乳が濃厚なのかは知らない)。

あと、酔っ払って出てしまった吐しゃ物を、全部綺麗に片づけてくれたな。いやあ、有難い有難い。

生きている父には赤バラ、そうじゃなかったら白バラを

出典:© いらすとや. All Rights Reserved.

尺が全然足りない。どうしよう…。

母の日に比べると、なんかいまいちぱっとしない。父の日の起源は感動的なエピソードだというのに。何故だ?(母の日の起源も感動的)

だが、全国の息子、娘に言うことがあるとすれば、お父さんが例え家庭内ヒエラルキー最下位でもたまには優しくしてあげてもいいんじゃないかな、だ。

父の日くらい一家の大黒柱で、お父さんという気にさせてあげよう。

「あ、この人、そういえばお父さんだったな」

的な感じで。

それか、家を出た人たちは実家に連絡するなり、帰るなりしよう。

そうすればお父さんは空の財布を力いっぱい握り締めて喜ぶに違いない。

p.s.

お父さん、ありがとう……………………………………………………………………………………

アイス作ってくれて。次はシフォンケーキを作っておくれ。

 

文章:ぴえろ

関連記事

  1. コラム:『庭園にて』
  2. そのうち服も着なくなるかもしれない
  3. 一日のうちに楽しむ時間を作ろう
  4. 小説:『彼女との約束(6)』
  5. 大変厄介な三大欲求
  6. エッセイ:『マーさんのこと』
  7. 二次元時間術
  8. 漫画は活字の枠に入らない

おすすめ記事

京阪電車で一日に一本だけ走行する深夜急行

 京阪電車には「深夜急行」と呼ばれる、列車種別が存在します。他の会社にはなく、京阪電…

ダイヤ改正までに快速特急、特急以外の3000系に乗車しよう

 京阪電車のダイヤ改正後(R3.1.31)、3000系は完全特急車として生まれ変わり…

支援員をつけて就職活動をした方がいいのか、支援員を付けない方がいいのか

障碍者の就職活動にあたって、支援員をつける、つけないを考えることはあると思います…

束縛、執着心は人生を狂わす

 自分に自信がない人ほど束縛、執着心が強いように感じてしまう。自分の邪魔になりそうな…

怖い話『ウォータースライダー』

中学生の夏休みに仲間とプールへ行ったときのこと。2レーンのウォータースライダーで…

新着記事

PAGE TOP