なぞなぞ:「食べると何かを思い起こす、沖縄料理はなーんだ?」
答え:「ソーキ(想起)そば」
(挨拶)
と、いうわけで、フジカワです。
最近気付いたんですが、結局のところ、日々の仕事で何がキツいかって、「通勤と帰宅の手間」であり、仕事は「午前中だけ」なんだなあ、という今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回の記事は、「姑息な話もあったもんだ!」とかいった話です。
難儀な前提として
さて。皆様も、僕も、生きている限り、生活費がかかります。当たり前ながら。
貧困に苦しむ方々も多くいらっしゃいますが、残念ながら、今のご時世、ボサッとしていると、手持ちのあるなしにかかわらず、いいようにむしられます。
クレジットカードを作れば、カード会社は、隙あらば、手数料がふんだくれるリボ払いを勧めてきます。
皆様、百貨店のマルイはご存じですか?
あそこのビジネスモデル、収益の柱が、本業の百貨店の売り上げじゃあないんですよね。
何で儲けているか? それは、傘下のカード会社が発行する「エポスカード」の、割賦払い(かっぷばらい。分割払いやリボ払いのこと)の手数料。
なので、バンバンクレカを発行して、見境なく使わせ、メタクソに手数料で儲けているわけです。
いや、これは、マルイ側がいい悪いの問題じゃないんですよ。
それに、カードの使用者にも事情がありますから、リボ払いがイコール、絶対悪というわけでもない。
ただ、大変残念ながら、見境のない人が多いらしいです。
(ちなみに、僕自身も、日々、主に使っているのはエポスカードです。なんだかんだで、利便性がいいので。その代わり、分割やリボ払いは、一切使ってません)
800×3=?
で、ですね。僕は毎日、結構な量の宣伝ダイレクトメールを受信しています。
もっとも、律儀に全部受け取っているわけではなく、必要な物以外は、メーラーで受信する手前で止めて、事前に削除してるんですが。
(そういうソフトウェアがあるんですよ)
そんな中、カードローンの宣伝、ってのも、かなりあります。
引っかかったのが、「限度額最大800万円!」という謳い文句の、銀行のカードローンのDM。
何も考えない、あるいは、「融資を受けるという仕組み」を知らないと、「俺でも800万円借りられる!」と、勘違いを招きかねない。
と、言うか、「勘違いをあえてさせる」ための、景気のいい煽り文句に解釈できる。
大変タチが悪いな、と思いました。
なぜか? 金を貸していい上限は、「(基本的に)年収の3分の1まで」と、法律で決まっています。
実際、過去の僕自身、一番稼いでいた(だいたい、年収400万円程の)頃に作った、某銀行のカードローンも、限度額は110万円でした。
つまり、800万円を借りようと思ったら、最低でも、かける3、2,400万円前後の年収がないといけない。
おやあ?
皆様も、ちょっと考えてみてくださいよ。
いや、いかな僕であれ、過去のいかなる時代にも、年収が2,400万円であったためしはないのですが、そんだけの年収があれば、そうそう生活には困らないと思いませんか?
そのレベルの年収の人が、800万円の借金を負わねばならない、というシチュエーション?
そういう年収層のリアルを知ってるわけではないにせよ、とっさには浮かびません。
そりゃあ、株やFXなどの投資で損失を出せば、あるいは……とも思いますけど、感覚的に、富裕層って、あんまり危ない橋は渡らないと思うんですよね。
単に、僕が知らなさすぎるだけで、そのレベルの年収の人であれ、お金に困るケースというのもあるはずなんですけども。
貧困層が、さらにむしられる図
これまた難儀なことに、世の中、適法であろうが違法であろうが、とにかく、金を貸そうとしてきます。
残念ながら、そこに、利用者の実情というものは、存在しません。
どの会社であれ、あるいは、ヤミ金業者であれ、儲かればいいんですから。
しかしながら、それが即、(ヤミ金を除いて)許されざる悪、というわけでもないです。
なぜなら、身内、あるいは、お上(政府)の特例でもない限り、金を借りるということには、利息というリスク、あるいは対価がセットだからです。
そうは言えども、お金に困っている人ほど、誰かから借りたいと思うもの。
そんな必死さにつけ込む輩が多いことには、僕もうんざりします。
……とか、「金融業は卑しい」という価値観自体、前時代的で、古い物ではあるのですが。
しかし、以前の記事でも触れたかと思うんですが、「貧すれば鈍す」です。
目の前のやりくりに必死になって、「その場しのぎ」を繰り返した結果、やっぱり「負のスパイラル」に陥ってしまうんでしょうね。
まとめ
ってことで、まとめます。
今回の記事は、別に、「いかなるところからも、金を借りるべからず!」と言ってるわけじゃないんですよ。
必要な人は、その時々に応じて、計画的に借りればいい。
ただ、悲しいながら、その計画が「持てない」人々もいる。
悲しい、あるいは可哀想な話ではあれど、皆様も、「自分に関係しないレベルなら」、さほど気に病むことは無いかと思われます。
ご利用は計画的に。
シメにさらっと大きな事を言いますが、過去、自己破産したことがある僕だからこそ、のお話でした。
んじゃまた。
文章:フジカワ